コピペ運動会

……ご列席の諸侯もご存知の通り　亡くなられた※1はあまたの祈りと涙とに見送られ 
 ……安らかに天に召された。よからぬ噂を立てるものもあるがまこと天寿を全うされたのだ。 
 しかし……私は次の※1に即位する気はない。いや正確に言おう。これまでのような※1として飾り物にされる気はないのだ。 
 1とは何だ？ただ1に生まれついた。それだけの理由でわがまま放題、かしずかれ暮らす1とは？ 
 ただの米には1のようにふるまう事は許されぬ。たとえその米が1の器をもっておろうとも 
 生まれついた身分からは逃れられぬ。……そう私もだ。不貞の子として生まれ家を追われた 
 身分いやしき者は※1にふさわしくない。教会の誰もがそう言った。 
 良家に生まれた無能な米どもにしか※1の冠は与えられぬのだと。いと徳高く尊き前※1。 
 だが奴が何をしてくれた？世の無常を嘆き祈る。それだけだ。神も王も※1もみな当然のように 
 民の上へ君臨し何ひとつ役には立たぬ……だが私は違う。尊き血など私にはひとしずくたりとも 
 流れてはいない。そんなものに意味なぞない。だが私はここにいる。自らの手でこの場所に立つ権利を 
 つかみ取ったのだ！私に従え！無能な1を1から追い払い今こそ新しい主を選ぶべき時！！