加藤一二三九段の伝説についたコメント

8  名前::2010/05/15(土) 07:48:57  ID:vSbyD+AZ PCからの投稿
ヒフミンと言えば、弱冠二十歳にして第十九期名人戦で
大山康晴名人に学生服で挑戦し、神武以来の天才と言われた
大棋士。秒読みになっても強く「1分将棋の神様」と
呼ばれたが、本人は敬虔なクリスチャンだからか、
「1分将棋の達人」と言って欲しいと懇願した。

ヒフミンは大タイトル戦になるほど食欲旺盛。対局中、
賛美歌をハミングしながら十数本のバナナを房から
もがずに平らげ板チョコを10枚食べた、カルピスを
魔法瓶に2本作ってきて、あっという間に飲み干した、
対局中におやつを買いに外出してミルク、ケーキ、
大福を買ってきた、タイトル戦の昼食に、「すしに
トマトジュース、それにオレンジジュースとホット
ミルク、天ざる」を注文し、おやつには「メロンに
スイカ、ホットミルク三杯にケーキ、モモ」を
注文した――。 

そしてこのヒフミンに断固抵抗したカイチョーに
なる以前の米長の意地を私は大いに賞賛したい。
十段戦でヒフミンが「おやつはお盆にいっぱいミカンを
お願いします」と聞きつけた対局者の米長は、
即座に言ってのけた。「私にはそれより多くのミカンを
お盆に入れてきてください」と。
記録係が「ミカン臭くて死にそうです」と助けを求めた
ミカン合戦の結末は言うだけ野暮だろう。ミカンで負けた
米長が将棋でも負けた。
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