なんでわしがそんな遠くまで行かにゃならんのハァハァについたコメント

2  名前::2010/09/11(土) 08:52:48  ID:CuRMj1Nj PCからの投稿
調べたら以下のようなページもありました.ほんわか.
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20100318

江戸時代には、「おかげ参り」という、伊勢の神宮への全国的な集団参詣運動(爆発的な伊勢参詣ブーム)が定期的に起こり、時期によっては、当時の日本の総人口の5分の1に当る300万人もの人々がおかげ参りで伊勢に押し寄せました。しかし、病気やその他様々な都合により、伊勢に行きたくてもどうしても行けないという人もおり、そういった人達は、自分の代理として他の人に伊勢にお参り行って来て貰う事で、神宮に代参をしたのです。

そして、そのうちに、人間ではなく自分の犬に代参を託す人も出てくるようになり、近所でおかげ参りに行くという人に自分の犬を預けて連れて行って貰ったり、もしくは、道中の人々がその犬を伊勢へと案内してくれる事を期待して、犬一匹だけで送り出される事もあったようです。こういった犬のおかげ参りは江戸時代後期に流行り、おかげ参りをしている犬である事がすぐ判別できるよう、犬には御幣や注連縄が付けられ、また、犬の首には道中のお金などがくくりつけられて送り出されました。

伊勢へと通じる道々では、そうした犬が来ると皆で餌をあげたり泊めるなどして、その分のお金を少し貰ったりもするのですが、逆に「これはとても立派な犬だ」と言ってお金を足してあげる人も多く、犬の首に掛けられている袋のお金が増えてくると、袋が重くて犬が可愛そうだと一枚の銀貨に両替してくれる人までいたそうです。当時の人々はとても信心深かったので、おかげ参りをしている犬からお金を盗むような人はなく、こうして犬は人々の善意に支えられながら伊勢へと送り届けられていったのです。
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