俺は気づいてしまったについたコメント

35  名前::2010/11/09(火) 20:47:12  ID:PfZXA8ZY PCからの投稿
16 :1/2:2010/02/13(土) 16:00:08 ID:4yENbC4B0 
俺の彼女が両親の留守中に自室で殺された。 
他殺と断定できる証拠はなかった。しかし、自殺とも思えない死に方だったらしい。 
彼女が自殺するような心当たりも、俺にはまったくなかった。 
自宅で幽霊を見ることがある、と騒いでいたことはあったが、 
先月彼女の誕生日に会ったときには「幽霊なんて気のせいだった」と落ち着いた口調で言っていた。 
事件から数日間は頭の中が真っ白だった。 
葬式も終わり、悲劇から1ヶ月ほど経った頃、ようやく落ち着いた。 


そして今日、彼女との思い出に浸りたくて彼女の家にやってきた。 
あたたかく出迎えてくれる彼女の両親。 
生前使っていたのとまったく変わらない部屋へと通された。 
そこで、母親から一冊の日記帳を手渡された。 
不可解な箇所があると言う。 
たしかに、何かを伝えようとしたみたいだ。 
それにその月の日記だけ、震えた字で書かれている…? 


17 :2/2:2010/02/13(土) 16:00:52 ID:4yENbC4B0 
6月1日 のんびりした一日だった~ 

6月2日 無理しすぎたかな。疲れた~明日にそなえて早く寝ようzzz 

6月3日 今日はあたしの誕生日。たかしから指輪をプレゼントされた。 
婚約指輪(?)なんちゃって(>_<) 

6月4日 来月はたかしの誕生日だ~。何をプレゼントしよう? 

6月5日 あいかわらずの講義。つまらない 

6月6日 まわりは誰もわかってくれない。たかしならわかってくれるだろうか? 

6月7日 たかしに会いたい  

9時→ お願い気付いて! 


俺は気づいてしまった。  

だが、もう遅かった・・・・ 
俺も近いうちに死ぬだろう。おそらく1週間後。気付かれないようこっそり警告を残そうか…? 
いや、そうすると誰かがまた死ぬようになっているみたいだ。 
頭がボーッとして、考えがうまくまとまらない… 

「僕にはよく分かりませんね。きっと悩みでもあったんでしょう。 
今日はもう失礼しますが、一週間ほどしたら、また伺っていいでしょうか?」 
俺は落ち着いた口調で、母親に言った。 
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