コピペ運動会

小さい頃のいじめはな、反撃なんてできないんだ。
最初から嫌なことをされたら突っぱねるだのなんだの出来たよ。
遊びの延長だよねってものから徐々にエスカレートしていって、「あれ？」って思うときにはもう遅い。
すでに上下関係が築かれている。
ここでひっくり返せればそいつは勇者だが、普段から何をしても蔑まれ、文句を付けられ、重箱の隅をつつくような欠点をあげつらねられて「自分は下の立場だ」とｼﾞﾜｼﾞﾜ洗脳され続けてきたチビっ子は逆らわないから、そのままエスカレート。そもそも逆らえるようなヤツはいじめられないかハブられる。
この「自分は下の立場だ」という意識が問題で、何をするにも自信がなくなり、強く言えなくなり、いじめにも抵抗が無くなっていく。いじめられてもヘラヘラ媚びへつらう。抵抗するより楽だからね。そして卑屈になる。他のいじめっこにもいじめられていく。
そして鬱屈されたストレスは、大きくなり分別がつく頃に爆発する。あの時のアレはあんなにヒドいことなのかと思い出補正が入り混じった記憶が、人をコピペのような人格にしていく。
いじめられっこは元から心が弱い。だがいじめにより、更に心が弱くなるんだ。当時は反撃してやろうなんて気力は削がれてるんだ。力もついて自信がついた時に、実際に復讐してやろうとなる。そうでなきゃ不幸になるのを待つ。
いつまでもグダグダと、なんて言われても構わない。
忘れたいさ。忘れて気楽に過ごしたいさ。無理なんだよ。
いじめられる側に非があるにしても、いじめという暴力があったという事実はなくならない。
傷付いた人間がいるという事実はなくならない。


長文キモイな。
いじめられっこ乙と書かれようと、日曜日の朝からキモイ長文を書こうと思うくらい、なんか、書きたかった。
世の中の全てのいじめられっこが楽になりますように。
いじめなんてするやつは死ねばいい。