昔の日本人は、シナや朝鮮の茶碗を非...についたコメント

17  名前::2010/12/27(月) 12:48:27  ID:G8rEinc4 携帯からの投稿
そもそも、異文化の芸術を比べてこっちが上とか下とか言うことが有り得ない。 わびさびの精神が素朴から離れている? わびさびの何を知っているんだ。 
わびさびとは、漢字で侘・寂とかく。 
これは質素かつ静かなものという意味だ。 
千利休によって、茶碗や茶室の煌びやかさが強調されていた茶道を、誰でも茶器(貧しい茶碗でも)と茶室(部屋でなくとも、ござの上でも)があれば楽しめるように昇華させた日本の文化だ。 
茶を楽しむ人の心や、茶を楽しめる場に制限を付けないことで、心の安息を人々にもたらした。 
派手さとか豪華さとはかけ離れたもんなんだよ。 
美があるとすれば、人の心にある。そういう精神だ。 

西洋の建物も美しいさ。絵画も美しい。 
でもそれらとわびさびを並べて比べるのは大きな間違いなんだよ。

もっと言えば、外国の芸術と日本の芸術は根本から違う。 
典型的なのは庭園だろ。 
日本庭園なんかだと鹿威しってあるだろ。水が溜まるとカポンって音がなるやつ。あれは別に見て楽しいものじゃないよな。何をあれに感じるかといえば、音がなるまでの静寂と、小気味よい音との調和だ。所謂、静と動が鹿威しには含まれている。
全体的に草花や木々の風景を楽しむ日本庭園に、呼吸を感じさせることで、自然を切り取っただけの庭園でなく、自然の息吹や生命を溢れさせる効果があるんだよ。ここに日本人的な、本来あるものをそのまま味わう美的感覚が生きている。 
対して西洋の庭園に付き物なのは、噴水だ。
煌びやかな芝生と鮮やかな木々、花、そして力強く水を吹き上げる噴水。それらはとても美しい。 
ただ明らかにそれらを人工物だと感じさせるのが噴水なんだ。水は上から落ちるもので、上に登ることはほとんどない。 
つまり、自然でない。 
この噴水があるだけで、そこが人工の庭園だと強く感じさせる。 
これは西洋人の美的感覚(これも決して一概じゃないけど)が作られたものを好むことから来ている。 

庭園一つでこれだけ差があるんだ。

上に書いたのが決して正解じゃないけど、美的感覚を競わせるような考えよりかは遥かにマシだと思うよ。 


めちゃくちゃ長くなって申し訳ない。 
管理人さん、アク禁にしないでね。
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