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優しい○○ちゃんにもいつか幸せがおとずれますように(^-^)についたコメント
28
名前:
名無しさん
:
2011/01/18(火) 07:03:05
ID:vSMCjqw2
2ヶ月前から目眩が酷く、訳もなく意識を失う事が多くなった。
ある日、独り暮らしの部屋でぶっ倒れている所に、偶然お袋が現れてそのまま緊急入院。
医者は俺が末期ガンであること、助かる術がないこと、余命が半年であることを告げると膝の上で拳を強く握りしめた。
横にいたお袋は声を噛み殺して号泣し、出張先からとんぼ返りしてきた親父は医者に掴みかかって意味のわからない怒声をあげた。
俺はその時、あいつの事ばかり考えていて、正直どうすればあいつが幸せになれるのか、なんつって悲劇のヒーロー気取りで、そればかり考えていた。
本当の事を話せばあいつの事だ、どーせ俺の最後の瞬間までベッド脇から動かないんだろう。
俺は無言で嗚咽と怒号の飛び交う部屋から出ると、携帯が使える表までゆっくりと歩いた。
病院のうすら明るくて入り組んだ廊下を歩きながら、 俺は絶対に悟られるな、絶対に悟られるな、と自分に言い聞かせた。
「もしもし、ごめん好きな人ができたんだ…」
正直なんて言ったかなんて記憶にない。俺はその場で携帯をぶち折って植え込みに投げつけた。
俺が逆の立場だったら、あいつの後を追いかねないし。うはっまじヤバい。
後でお袋携帯からだめ押ししておくかな。
4
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ある日、独り暮らしの部屋でぶっ倒れている所に、偶然お袋が現れてそのまま緊急入院。
医者は俺が末期ガンであること、助かる術がないこと、余命が半年であることを告げると膝の上で拳を強く握りしめた。
横にいたお袋は声を噛み殺して号泣し、出張先からとんぼ返りしてきた親父は医者に掴みかかって意味のわからない怒声をあげた。
俺はその時、あいつの事ばかり考えていて、正直どうすればあいつが幸せになれるのか、なんつって悲劇のヒーロー気取りで、そればかり考えていた。
本当の事を話せばあいつの事だ、どーせ俺の最後の瞬間までベッド脇から動かないんだろう。
俺は無言で嗚咽と怒号の飛び交う部屋から出ると、携帯が使える表までゆっくりと歩いた。
病院のうすら明るくて入り組んだ廊下を歩きながら、 俺は絶対に悟られるな、絶対に悟られるな、と自分に言い聞かせた。
「もしもし、ごめん好きな人ができたんだ…」
正直なんて言ったかなんて記憶にない。俺はその場で携帯をぶち折って植え込みに投げつけた。
俺が逆の立場だったら、あいつの後を追いかねないし。うはっまじヤバい。
後でお袋携帯からだめ押ししておくかな。