コピペ運動会

因果関係の証明を求められれば、証明しようとするのと同程度の情熱をもって否定しにかかってくるだろうから、結論はいつまでたっても導き出せないだろう。
だが時期的に見ても学力低下と総合的な判断力の欠如が如実に現れ始めた時期はゆとり教育実施の時期と前後して重なっており、そこに因果関係の存在を蓋然性をもって受け止めるのに矛盾はない。
そもそも従来の軍隊的一律教育から脱出して、個性を伸ばすという方向性を目指したはずの教育方針、それがゆとり教育の目指したところであった。しかしながら、個性を伸ばすということにおいて、「個々の責任能力を高める」ということをしなかった、これが最大の失策要因であった。
結果として我欲ばかり強い身勝手な脳足りんが大量生産されたというのが、ゆとり教育の顛末である。