コピペ運動会

  コピペを開き――読み――評価し――コメントする――
  このサイトに来て誰もが同じように、当然の事として行う一連の動作
  繰り返すうち、あることに気づく
  その名前を持つ投稿者のコピペの内容が、多くの場合、予想と結果が一致する事に
  その時、読者に由来する感情は？
  肩透かしを喰らったような虚無感？
  つまらないものを読まされた憤り？
  投稿者のセンスの無さを笑う嘲笑？蔑む哀憐？
  この気づきに辿り着いた者達は、コピペを開き、その名前を見た瞬間に条件反射である行動に出る
  前頭葉が命令し、そうするのではない、脊髄が指を動かし、イクナイを押すのだ
  その後、脳内に浮上するある一言を、ある者はボタンに指を馳せ、ある者はキーボードに指を叩き込み、ある者は画面上に指を滑らせ、当たり前のようにこうコメントする

      komm死ね