コピペ運動会

俺の幼少時代の事件を思い出したよ…。
昔、兄と同じ部屋で寝てたんだが、クリスマスの朝、起きたら枕元にプレゼントが置いてあり、兄と一緒にそれぞれ喜んで開けたんだ。

そしたら、兄はトランスフォーマーの五体合体のでっかいロボに対し、俺は低年齢向けのヘリコプターの玩具（ラジコンじゃなく、羽が回るだけのヤツ）だったんだ。

当時、俺も兄もトランスフォーマーが好きだったから、兄のプレゼントがすげー羨ましくてさ、衝動的に、自分のプレゼントを部屋の壁や床に投げつけちゃったんだよね。

心の奥で罪悪感を感じつつも、羨ましさ、悲しさと言った感情が噴きだし、何度も何度も打ちつけてしまったんだ。

そして、しばらくして後ろをふと見ると、黙って両親が立っているのが目に入ったんだ。
両親は、すごく悲しそうな顔してて、「ヘンなの選んでごめんね」とだけ言ってた。

きっと、前日までに一生懸命プレゼントを選び、当日の朝は俺の喜ぶ顔を楽しみに部屋に来たんだろうにな…。

自分が親の年齢になった今、あの時の事を思い出すと、本気で胸が張り裂けそうになる。

両親はもう忘れてるかもしれないけど、俺にとっては未だにトラウマとして覚えている事件だ…。