子供への応対は丁寧に。についたコメント

10  名前::2011/12/22(木) 13:37:09  ID:Juqc5fZV PCからの投稿
そして当日の昼過ぎ、誰一人欠ける事なく集まり、裏の壊れた勝手口から入った。 
昨日の出来事もあった為、昼間でもガタガタ足が震えるくらい怖い。 

奥へと進み、皆同時に あ!と声が出た。 

居間にはTさんと、母親であろう女の人と昨日来た子供がニコニコ笑いながら立っていた。
二人はしきりにTさんにお礼を言っているようだった。

俺達に気付いたTさんはこっちに来ると、
「ちょっと迷子を送りにきだだけさ」と肩をすくめ去って行った。
寺生まれはスゴイ、俺たちは改めてそう思った。

気付くとあの親子はいなくなっていた。
俺たちは昔描いた落書きを消して、花を供えて謝罪をしてその場で解散した。


その日から一応何もありません。 
友達一人がその後結婚してその廃屋を改築して住み始めた以外は。
なんでもあの親子が守ってくれてる気がするそうだ。
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