コピペ運動会

米13
確かにそういう考え方でコピペを補強することはできるんだけど、俺の言いたいこととはベクトルがずれるな…
上に挙げた例をまた引くと、天動説支持派は惑星の複雑な運行を説明づけるために恐ろしく晦渋な数式を組み上げてコツコツ矛盾を潰していったらしい。でもそれは誤った方針ありきの理屈が精緻になっただけで、結局問題の本質である正か誤かという点では無意味なんだよね。
要するに最も重要なのは、このコピペで言われている、結婚がイケメンと高学歴の相関性を裏付ける要因であるというアイデアを理論武装するのではなく、真逆に疑ってみて、あるいは他にも無数にありうる要因を挙げ連ねて同様に検討し、その上であらゆる要因を総合して新たな結論を出し、それをさらに…という貪欲な行程なんだよ。
しかしそうするにしたって、人間の広範な活動をカバーするための学際的な知識や、主観と客観を峻別する冷静さが要求されるから俺ら並な人間には不可能だし、正しい結論に行き着く保証はないし、そもそもイケメン＝金持ち説の万人が認める理由が分かったところで誰得だし…で、最終的には「なぜかそういう傾向が出る」程度に収めるべきレベルの話題なんじゃないかと思う。あるいは、仮に上の複雑な手続きが何者かによって踏まれ、あらゆる情報や理論の集大成が出来あがったにしても、それは結局のところ到底人間の頭には収まりきらない「何か霊妙な因果」にしかならないのではないかとも思う。
まあ、知らざるを知らずとなす、これ知るなりってことだ。