黒い六連星についたコメント

9  名前::2013/06/11(火) 19:18:30  ID:6p/sRP27 PCからの投稿
ちゃんと続きもコピペせんかい


66: 10 2013/06/02(日) 23:11:35.03 ID:b6YHiLwc
詳細~ 
もったいぶった割に大した話でなくて申し訳ない 

式はいわゆる「身内だけで慎ましく」ってやつで、20~30名の小規模なもんだった。 
事情は詳しくは聞かされなかったが、先輩曰く「奪還婚」で、新婦側の親族が強烈に反対してたらしい。 
多分、両家とも結構な資産家だと思う。何故なら撹乱の為か、大部屋を幾つも抑えてたから。 

式が始まって少しすると、高級車に乗ったオッサンオバサン連中が押し掛けて来た。 
ヤクザ…ではないと思う。少なくとも見た目は普通だった。 
「会場はどこだ。通せ」「では招待状を」「我々は親戚の者だ」「お引き取り下さい」 
前半は正規のスタッフがやりあってて、俺達の出番はなかったが 
後半、どんどん人数が増えて場が混乱してくると、徐々に前線が押し込まれてきた。

68: 10 2013/06/02(日) 23:16:19.37 ID:b6YHiLwc
俺達の持ち場は会場の扉の真ん前、つまり最終防衛ラインであり 
終盤は頭に血の昇った連中がどさくさ紛れに切り込んできたが、なんとか死守した。 
一人、若僧がスタッフ用の搬入扉から会場に侵入しかけてたんだが 
ギリギリで気づいたラグビー部総員によるジェットストリームアタックをくらいボロ雑巾みたいになってた。 

結局、会場は守りきった…が、この話にはオチがあった。 
実はこの式自体、囮としての偽装式で新郎新婦はもちろん親族も偽物。 
本物は遥か遠方で同時刻にしっかり式を挙げていた。 
ちなみに、偽親族の中で唯一新婦の父親だけは本物で、 
囮役を努める為に娘の結婚に立ち会うことを諦めた、漢の中の漢。 
テレビ電話で新婦と話ながら泣き笑いしてた。 

以上、高校時代の思い出話でした。
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