78 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2007/02/27(火) 00:11:52 ID:vz7gZV6u
一時期、我が家にY新聞拡張団がやたらとやってきていた。断ると、ドアに足型が付いてたり、郵便物を地面に落とされてたり、外の植木鉢が割られたり
というイタズラが多発する現象が起きていた。
ある日、チャイムが鳴り、台所の方からかーちゃんがインターホンに出る気配と
「A新聞です。集金に参りましたー」
と威勢の良い声が窓の外から聞こえて来た(私の部屋は玄関の側)。
そして、かーちゃんがドアを開ける音と
「あ、実はY新聞なんですけどA新聞から変えるつもりありませんか?」
とゆー声が・・・
おいおい、ちょい待てよ、と、立ち上がろうと思った瞬間、かーちゃんが
「きゃああああああ!助けて!怪しい男がああああああ!」
と絶叫。
かーちゃんは、ものすごい声量と滑舌の良さを誇っている。
時は土曜の夕方。
出てきた近所の男性陣に取り押さえられる男。
やってくる警察官。
「A新聞って言ってドアを開けさせて押し入ろうとしたんです!もう怖くて!」
と半泣きで訴えるかーちゃん。
「いや、私はY新聞の・・・」
とこちらも半泣きで連れていかれるY新聞拡張団員。
「ガラの悪い男(パンチパーマに柄シャツ)が嘘ついてドアを開けさせて、
しかも家の中に押し入ろうとしたんですから悲鳴をあげるのは正しいです。
これからも実行して下さい」
と云う警察官に
「勘違いしちゃって恥ずかしいわ。ご迷惑おかけしました」
と、殊勝に謝るかーちゃん。
その30秒後には
「これで当分、Y新聞はこないでしょ」
とけろりと・・・
かーちゃんGJと云いたいような云いたくないような微妙な気分になりました。
女は女優だ・・・