303 名前:卵の名無しさん[] 投稿日:2012/08/06(月) 11:21:47.74 ID:qK88srAT0
初めて彼女にあったのは、内定式のとき。同期だった。聡明を絵に書いたような人。
学生時代に書いた論文かなんかが賞を取ったらしく、期待の新人ということだった。
ただ、ちょっときつめ&変わった人で、やることすべてパーフェクトだし、
自分のことはなんにも話さないので、宇宙人ではないかとの噂もあった。
まあ美人と言えば美人なんだけど、洋服とかおしゃれに気を使わないようだったし、
クソまじめだし、お高くとまってるというより男嫌いみたいだった。
近寄る男はいなかった。おいらも、なんかちょっと嫌いだった。
彼女とは、偶然同じ部署に配属になった。それまで出会ったどんな女の人とも違うので、
からかって反応を楽しむようになった。はじめは、すごく嫌がっていた彼女だったが、
半年も経つと馴れてきたのか、そのころおいらが結婚したんで安心したのか、
少しづつ相手をしてくれるようになった。
その後、ちょっとだけ仲良しになって、愚痴を言い合ったりするようにはなったが、
相変わらず自分のことは、何にも話さない。
休日何をしているかとか、家族のことはもちろん本人のことも、例えば誕生日なんかも何年間か知らなかった。
ある日、ある試験の申し込み書類の書き方を聞いたら、自分の書類をもって来て見せてくれた。
そこに、生年月日が書いてあった。なんと、その日が誕生日だった。今日はデートかなぁ?
などといいつつ、とりあえず、昼休みに食べたチョコエッグに入ってたカメを誕生日プレゼントと言って渡した。
爬虫類大好きと言って子供みたいに喜んでいたのが印象的だった。変わってるなぁと思った。
確かに変わった人で、いまどき携帯は大嫌いとかで、持ってなかった。
写真を撮られれるのも大嫌いだった。カメラ付き携帯で飲み会のとき撮影したら
すごく怒って、しばらく口をきいてくれなかったこともあった。
無理やり一緒にプリクラ撮ったときは、悪用されるといやだからと言って
シートごと全部持っていってしまった。