948:おさかなくわえた名無しさん:2012/12/19(水) 04:17:55.35 ID:7CYfylDn
スーっとするかは別として武勇伝、DQN成分マシマシで
小学生の頃から近所の道場に通ってたんだが、そこの先輩たちがみんなヤバかった(DQN的な意味で)
もの凄い笑顔で組手、殴っても殴られてもニコニコ楽しそうな真性DQNの人達だ
毎日「人を効率的にボコるには」とかそんなことばっかり考えてるような連中の中に、一人だけまともなA先輩が居た
見た目はキテレツの勉三さんでヒョロヒョロ、喋り方も教え方も丁寧で、下からは好かれつつも若干嘗められている、そんな先輩だった
中学生くらいの頃には体格でもう俺のが上になっていたので、「本気でやったら勝てそうだな」とか思ってた
高一の時かな、地元のゲーセンで遊んでたら友達が他校生に絡まれた
相手は二人組だったけど、当然『やっている側』の俺としてはもう「折角の実力を試す機会ktkr!!」となって割って入ったんだけどこれが失敗だった
相手は地元でも有名な不良校の奴らで、まあ見事にボコにされたわけ
ビエデオゲームコーナーの端で死角になってるせいで助けも望めないし、こんな状況なのに店員さえ見かけない
んでもう「殺されるかも」って思ったときに「あれ、○○くんどうしたの~?」と声が
A先輩だった。
「大丈夫?立てる?」と声をかけてくれる先輩に不良どもは「なんだてめぇは!」と威嚇
「まぁまぁもうこの位で勘弁してあげなよ」とかA先輩が言ったことで更にヒートアップ
最初にA先輩のビジュアルは勉三さんって書いたけど、そんなのに若干上から諭されたら切れるよね
A先輩の胸倉を掴みながら威嚇・恫喝をする不良B
俺はもうA先輩終わったと思った
その瞬間不良Bの顔面がゲーム機に突っ込んでた、俺は生まれて初めてブラウン管が粉々になる瞬間を見た
それを見て奇声をあげながら殴りかかる不良Cをすかして顔面に一発入れるA先輩
そのまま胸に一発、前かがみになったところに顔面にヒザ、と無双状態
最後は不良Cが泣きながら許しを懇願してた
これもまた後で知った話なんだけど、A先輩は道場でも有名な『不良キラー』で、弱そうな見かけで不良を釣ってはボコにしてたと他の先輩に聞いた
「いやぁ~、正当防衛っていいよねぇ」と言ったA先輩の笑顔は、俺の良く知ってる真性DQN達よりも邪悪なものだったよ・・・