515 名前:本当にあった怖い名無し 2012/07/29(日) 16:21:18.90
(中日新聞 2003.10.25朝刊 記事全文)名古屋市昭和区の児童虐待事件で、死亡した保育園児森島勇樹ちゃん(四つ)が八月八日、
一人で祖父母宅へ行こうとして、自宅最寄駅の地下鉄御器所駅で迷子になり、保護されていたことが分かった。
住所や電話番号は言えなくても、駅員に「埼玉のおじいちゃんの所に行く」と告げた。
駅員らによると、午後6時過ぎ、改札口の駅員が「子供が一人で歩いているようだ」と駅長室へ連絡。
他の駅員が構内をさまよう勇樹ちゃんを見つけた。
Tシャツに半ズボン姿で、背負った黄色いリュックの中には替えのシャツと靴下、
たくさんのちり紙が入っていた。現金を持たず、名前や連絡先が書いてある物もなかった。
この時期、高校3年生の男子生徒が頻繁に勇樹ちゃん宅に泊まり込むようになっていた。
中年の女性客が「名古屋駅まで一緒に行こうか」と声を掛けたが、「ゆうき」という名前と保育園名しか言わない。
泣きはしなかったが、悲しそうな表情だったという。
自宅から駅までは約500メートル。
保護してから約15分後、母親の彩容疑者(28)と思われる女性が駅長室に入ってきた。
捜し歩いていた様子で、女性の「ああ、ここにいたの」という声に、駅員は母親だと直感した。
勇樹ちゃんは母親に寄り添い、駅長室を出たという。
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勇樹ちゃんは
「お母さんと一緒にお風呂に入ったり、一緒に寝たり、抱っこしてもらいたい。
園長先生お母さんに言ってくれない?」
と園長先生にお願いしていた。まだ母親のことが大好きだったのだろう。
しかし、母親の恋人(当時18歳)の暴力に耐えきれなくなったのか、たった4歳なのに、
小さなリュックに着替えとちり紙を詰め込んで、お金は一銭も持たず、
ひとりでおじいちゃんのところへ行こうとしていた。
母親が迎えに来たとき、勇樹ちゃんは嬉しかっただろう。
しかしその後、母親の恋人に無惨に殺された。
516 名前:本当にあった怖い名無し 2012/07/29(日) 16:44:52.66