6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:04:43.50 ID:q3LY0O1z0
「風の息遣いに敏感になれ」
秀里 音子(気象予報士 24歳 山形県)
その日は、買ったばかりのミニスカートを着用して外出した。
少し風が強い日だったので、剥き出しになった脚の部分に肌寒さを感じたものの、
お気に入りのファッションに身を包んで、私の心はいつになくウキウキしていた。
そんな折も折、交差点で信号待ちをしていた時のことである。
いきなり一陣の強風が吹き抜けて、私のスカートを捲り上げた。
慌てて裾の部分を抑えたが既に遅し。
周囲にいた数人の男たちに下着を覗き見られたようだった。
私はすぐに交番に駆け込み、覗きの被害を訴えたのだが、
警官たちは「自然現象だから」などと言って、まともに取り合ってもくれないばかりか、
挙げ句の果てには、強風の日にミニスカートを穿く私の側にも問題があると言い出す始末。
だが、風の息遣いを感じていれば、事前にスカートが捲くれるほどの強風が吹く気配はあった筈であり、
その時点で男たちは、急いで目を閉じるなり、視線を逸らすなり、
あるいはその場から退去するなどの対処をするのが当然である。
それをしなかったということは、男たちには明白に覗きの意思があったという結論になるではないか。
自然現象を盾にして言い逃れるとは卑怯である。
女性が如何なる服装で外出するかは女性の自由であり、何ものにもそれを制限する資格は無い。
そして、何ものであろうと風が吹くのを防ぐことなどできない。
ならば、女性が恥ずかしい目に遭わないように細心の注意を払うのは男性の社会的責務である。
男たるもの、風の息遣いに敏感になれ。
それすらもできない男は犯罪者と見なされても仕方が無いと思う。