298 名前:名無しの心子知らず[sage]投稿日:2006/03/05(日) 05:13:22 ID:qagTwGHq
携帯からスマソ「このぽっけすごいねんで!!(`・ω・´)三3ムフー!!」
そう言って幼稚園の制服のポケットをパンパン叩いてた友達Aの息子
ポケットにはハンカチ、ティッシュ、お菓子、小指の先サイズのドラえもん、母親とのプリクラ、それにムシキングカードなどなど…
その子にとっての宝物が詰まってた
「ぽっけ叩いたら欲しいもん何でも出てくんねん(`・ω・´)三3フンフン!!」
ソレ聞いて少しイジワル言ってみた
「じゃあミニカー出してみて」
前から欲しがっていて 持っていない事は知っていた
その子はムキになって
「あるもん!!フン!フン!」とポケットをパンパン叩いて宝物を散らかしていった
私はその子の隙を見てあらかじめ買っておいたミニカーを そっとポケットに忍ばせた
「フン!…あっ!! …フフ~ン♪」
得意気に出てきたミニカーを私に見せびらかしてたが、物陰で
(´・ω・`)??
みたいな顔してた
かなり萌えた
299 名前:名無しの心子知らず[sage]投稿日:2006/03/05(日) 05:18:10 ID:qagTwGHq
ある日Aが死んだ脳溢血だった 職場で突然倒れそのまま逝ってしまった
友達はいわゆるシングルマザーで家族は60を過ぎた御両親だけ
私達も悲しみにくれる間も殆ど無く、葬儀の準備の手伝い、関係者への連絡などで忙殺されていた
その間、彼はずっとジュウレンジャーの絵本を何度も何度も読んでいた
通夜が始まりしばらく経った頃、彼が居ない事に気付いた
私と手の空いた者が付近を探した
しばらく探していると友達Bから着信
小さな公園で見つけたとの事
急いで駆けつけるとBは公園の入口で、どういうワケかうずくまって泣いていた
フッ…と公園の中を見ると彼が居た
暗い街灯の下、
「…お母さん、お母さん…お母さん…」
と泣きながら必死にポケットを叩いてた
周りには宝物が散らばっていた
恥ずかしながら20代女、その子慰める前に しばらくの間 泣き崩れてしまいました
声を殺して抱きしめる事しか出来なかった
いつの間にか集まってたみんなも泣いていた
あの日は全てが悲しくて仕方がなかった
300 名前:名無しの心子知らず[sage]投稿日:2006/03/05(日) 05:29:05 ID:qagTwGHq
あれから二年もうポケットは叩く事は無くなった
代わりに
「ぐらふぃっくあーてぃすとになんねん(`・ω・´)三3ムフー!!」
が口癖になった
最近、ずっと絵を描いてるのはソレだったのか
どうやらBが 「お母さんの夢やったんよ」 と教えたらしい
その話を聞いた瞬間、また泣いてしまった
子供の言葉で、何だかこっちの方が救われた気がしたんです
少し画家と混同しているみたいだけど、頑張れ
君には5人のお母さんがついてるぞ
その日までちゃんとAの分まで全力で見守ってるからね
今気付いたけど、スレ違いだったらスイマセンm(__)m
乱文 失礼致しました
コメント一覧
>その間、彼はずっとジュウレンジャーの絵本を何度も何度も読んでいた
と
>「…お母さん、お母さん…お母さん…」と泣きながら必死にポケットを叩いてた
ここだな
この文章を見て改めて、愛おしくなりました。
仕事場で(ry
(ry
エロくれすぎワロタ
どうしてくれるこの泪・・・
このガキ、アホだろ
いくらポケットたたいてもおがあざん出でぐるわげなノДT)ヴァ-
いや、クズだ。
必死でポケットを叩く彼を想像すると…
(/_・、)
お~よちよち。
DQN母だとこうはならないだろうな
ホント母親は偉大だと思うわ
って書こうと思ったら後半がヤバかった…
ホンワカ〜♪
↓
>>299
えっ!?
こんな感じ。
ごめんよ。
これからバイトだぞどうしてくれる(´;ω;`)