悲劇のエース

コピペ投稿者:名無しさん 
コピペ投稿日時:
小説気分で読んで頂戴!そして野球の話なんで興味のない人も
コレを気に少し違った見方でこれから見ていただきたい。
横浜高校野球部 (故)丹波慎也の話です
彼が生きていれば間違いなく松坂大輔より先にピックアップされていたでしょう。

何度も言いますがコレは実話です。長くなる前にハンカチの用意した方がいいよ!!!

新人戦に向けて練習を積んだ。新チーム結成にあたって投打の柱として最も期待していたのが、丹波慎也だった。184㌢、82㌔の堂々たる体格で、1年生からユニホームを着てベンチ入りするほどの実力の持ち主だった。今春、すでに140㌔のストレートをマーク、プロのスカウトからも注目されていた。今回、夏の大会にも丹波は控え投手として活躍し、打撃でも本塁打を放つなどチームに貢献していた。まさにエースで4番だった。オープン戦4試合でのピッチングは日体荏原(東京)、市川(山梨)戦でノーヒットノーランを達成して3完封であった。打撃の方でも3本塁打、5割を超すアベレージだった。
それは丹波の練習のたまものであった。過去において練習の虫といえば、昭和48年(73年)のセンバツで優勝した永川という投手がいた。これほど練習するやつはいないと思っていたら、今度は昭和55年(80年)に優勝した時、愛甲の影武者としての川戸がそうだった。とにかくこの2人ほどものすごい練習をした選手はいなかった。ところが、この上をいったのが、丹波だった。練習もしたし、勉強もできた文武両道の選手であった。今まで携わってきた選手の中でもその努力はNo.1といってもいいだろう
その丹波を軸にオープン戦では負けなしの10連勝。順調にチームは仕上がっていった。忘れもしない平成7年(95年)8月16日の暑い日だった。遠征後、能見台のファミリーレストランで同僚と食事をして帰宅。、まさかその日が丹波との最後の別れになろうとは…。

その翌朝、私はまだ深い眠りから覚めなかった。女房が掃除をしている時に、玄関のチャイムがけたたましく鳴った。「こんな朝早く、だれだろう」と目をこすりながら出てみると、そこには血相を変えた丹波の同級生の親がいた。
「丹波が倒れました。救急車で運ばれたんです。亡くなったんです」
矢継ぎ早に言うが、最初はその内容を理解することができないほど、私は目の前が真っ暗になっていった。と、同時に体中の血が一気に引いていくのが分かった。
「丹波が死んだ?」
そんなバカな!と思った。昨日まであんなに元気だったのに…。
南区浦舟町にある市大病院へ行って初めて冷たくなっていた丹波がそこにいた。丹波のお母さんは私の顔を見るなり、突然泣き崩れた。
「慎也が冷たくなって…。死んで動かないんです」
その丹波がどうして口をきかずに眠っているのだろう。私はそれがどうにも信じられなかった。なぜなんだ。
「おい、起きろ。何で寝てるんだ。甲子園に行くんだろ」
いくら叫んでも丹波は答えてはくれなかった。心臓肥大による急性心不全という医師の診断であった
悲しい結末がナインに伝えられた。7点差を引っ繰り返され悔し涙に明け暮れたのがつい2週間前。この屈辱を絶対に晴らそうと胸に誓って再出発した新チームに、なぜこんな悲しい出来事が起こらなければならないのか。これまで厳しい練習に耐え、一緒に甲子園を目指していた仲間との突然の別れ。真っ黒に日焼けした選手たちの顔が涙でいっぱいになった。丹波の中学からの同級生、池浦聡は2時間、3時間とずっと泣きじゃくった。選手それぞれ丹波への思いを胸に泣き叫ぶ光景が私のまぶたに今も焼きついている。

「我が子のような選手を失ってから、1週間で新人戦などできるわけがない。それだけではない。エースで4番を失った今、どうすればよいのだろうか」
私は途方に暮れた。そんな私を勇気づけてくれたのは選手たちだった。この悲しみを乗り越えようと、練習を再開したのだ。そして「丹波のためにも甲子園に行くんだ。絶対に負けるわけにはいかない」という気持ちで、チームがひとつになろうとしていた
松井投手は、関東大会ではじめてエースナンバーのユニフォームに袖を通すことになる。しかし、丹波投手のためにという気持ちが気負いとなり、4点ビハインドで終盤を迎えた。
  しかし、ここからがドラマの始まり。8回、ヒットと本塁打で差を縮めた。9回2死から2つのヒットと四球で満塁にし、相手守備がもたついている間に、2者が生還し同点。なお続くチャンスにサヨナラヒットを打ち、半分諦めていた勝利を手にした。そして次の試合も勝利、選抜切符も手にした。
 この劇的な逆転勝利に、「丹波が守ってくれた」と渡辺監督の目が潤む。本塁打を打った幕田選手は、この打席のときだけ風向きが変わったと証言している。

選抜では雨の中の試合となり、残念ながら1勝は夏にお預けとなった。
 夏は、あの7点差をひっくり返された宿敵の日大藤沢を破って出場。そして、甲子園でやっと念願の1勝をあげた。3回戦の相手は福井商。この日は、丹波投手の命日でもあった。

くしくもこの日が丹波の一周忌であった。1年前の悲しい出来事が思い出される。エースで4番、チームの柱であった丹波を失い、決して強いチームではない。このメンバーでよくここまできたものだ。このチームが甲子園で勝てないというジンクスも破ってくれた。そして自分たちのためにとスタートしてちょうど1年。丹波の命日である今日は絶対に勝ちたいと思った。選手たちも同じ気持ちであった。ウチとしては初回に3点を先取して幸先いいスタートとなった。相手の亀谷洋平は非常にいい投手だったので、足を絡めなければ勝てないと読んでいた。4点取ればいける。狙い通りに機動力でいい展開で進み、4−2で逃げ切れる感じであった。ところが、とんだところに落とし穴が待ち構えていようとは、思いもよらなかった。
それはあと1イニングの9回裏に突然のごとく起こった。
「監督、松井の球威が落ちていますよ。伝令を出した方がいいんじゃないですか」
小倉部長の一言は私も気にしていたものだった。そこでマウンド上の松井に伝令を走らせた。
「腕が下がっている。もっと腕を大きく振れ」
しかし、そのアドバイスが結果的には裏目と出た。しかも、普段あらゆるケースを想定してのバント処理のミスも致命傷になった。無死一、二塁のピンチで4番打者の送りバントを松井が足を滑らせて、三塁へまさかの悪送球で1点差。フィールディングには絶対的な自信を持つ松井は動揺を隠しきれなかった。この回連打されてなんと一挙6失点の大逆転負けとなってしまった。しかし、松井を責めるのは酷というものである。あのバント処理は普段から十分に練習をしてきたので、松井も頭の中では刺せると思っていたのだろうが、点差はあったし、無理をせずに確実にアウトを1つ増やしていったら、あのような結果にはならなかったかもしれない。そして、今思えば連打の原因は私のミスにほかならない。いくら球威が少々落ちてはいても相手の福井商打線はその松井をそれまで打ってなかったのである。腕を大きく振ることによって、逆に相手にとってはタイミングが合ってしまったようだ。球威が落ちたとしても、相手打者が手こずっているのならば、打たれるまでそのままにした方がよかった、というひとつの教訓になった
「今日だけは特別な日。絶対勝ってやろうと思った。今日だけは負けたくなかった」。試合後、涙を流しての松井のコメントを聞き、改めて選手たちがかける今日の試合の重さを感じた。1年前の突然の悲劇から、春夏と甲子園の出場を果たし、チームが団結して臨んだ丹波の命日の試合だけに、監督としても今日は勝たせたかった。9回が始まるまで勝ちゲームだっただけに悔やまれてならなかった。この大会では大きく勝ち進むことはできなかったが、ここまで頑張ってきたナインに天国の丹波もきっと満足してくれたと思う。

そして、肩を壊して野球を辞めた丹波の兄の幹雄。死ぬまえに慎也と近くの公園でキャッチボールをしていたときに
「兄貴!また野球やろうよ。まだ出来るよ!」。と言われ
数年後、兄 丹波幹雄はドラフト7位でヤクルトに指名された。そのときまで使っていたのは弟、慎也のグローブ。

丹波の変わりにエースになった松井光介も現在ヤクルトで現役で頑張ってます。

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コメント一覧

1  名前::2009/10/31(土) 19:20:35  ID:mG1oBRxQ 携帯からの投稿
作り話乙
5 イイ!コメント
2  名前::2009/10/31(土) 19:27:51  ID:tiYDHQUC 携帯からの投稿
>長くなる前にハンカチの用意した方がいいよ!!!

感動の押し付け(゚⊿゚)イラネ
43 イイ!コメント
3  名前::2009/10/31(土) 19:33:31  ID:UacrxVWK 携帯からの投稿
早実時代に田中将大と投げ合いましたが
ハンカチの用意は万全です
4 イイ!コメント
4  名前::2009/10/31(土) 20:27:51  ID:P3y58E4v PCからの投稿
リア厨ホイホイだなこのコメ欄ww
ケータイ中毒患者乙www
2 イイ!コメント
5  名前::2009/10/31(土) 20:33:34  ID:F1Lt7xka PCからの投稿
幕田かぁ..いたなぁ..
0 イイ!コメント
6  名前::2009/10/31(土) 21:16:12  ID:TT1dA0ZK PCからの投稿
うわぁ…微妙…
10 イイ!コメント
7  名前::2009/10/31(土) 21:21:40  ID:joGzjK3D 携帯からの投稿
内容自体は感動物のハズなんだけど……
読んでてイライラする不思議!?
18 イイ!コメント
8  名前::2009/10/31(土) 21:35:12  ID:fV0Jru7F 携帯からの投稿
まるで文才なし。
25 イイ!コメント
9  名前::2009/10/31(土) 21:46:07  ID:9SSpIFn9 PCからの投稿
わざわざ感動させようとする文章ウザい
6 イイ!コメント
10  名前::2009/10/31(土) 22:59:20  ID:lCWL1z3d 携帯からの投稿
松井って村中の辺りで入ったピッチャーだったよね 
これからも頑張って大成してほしい
2 イイ!コメント
11  名前::2009/10/31(土) 23:03:40  ID:HmGWo6uy PCからの投稿
丹波幹雄、その当時はテレビの感動もの番組にも取り上げられたんだが、
結局1軍に1度も上がれないまま4年で球界を去ったんだよな……。
現実は厳しい。
0 イイ!コメント
12  名前::2009/10/31(土) 23:19:39  ID:qNFOHpR8 携帯からの投稿
評価が「泣ける」で驚いたけど、コメ欄みて安心した
8 イイ!コメント
13  名前::2009/11/01(日) 03:21:42  ID:+VKa+V2H 携帯からの投稿
中二病だらけ
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14  名前::2009/11/01(日) 05:43:56  ID:obqQwgMC PCからの投稿
長い文章は嫌いじゃないし、
野球は愛してると言っていいくらい好きだが、
書き出し数行読んだだけで続きを読む気がしなかった。
17 イイ!コメント
15  名前::2009/11/01(日) 09:22:29  ID:RSBmhcm4 携帯からの投稿
控え投手がエースで四番の不思議
0 イイ!コメント
16  名前::2009/11/01(日) 12:04:58  ID:YdGiXpLy PCからの投稿
読みにくい文章は、文章ですらない。ただの文字の羅列だ。
4 イイ!コメント
17  名前::2009/11/01(日) 13:58:17  ID:vjboxsOo 携帯からの投稿
丹波選手の話は上地がテレビではなしてたね
0 イイ!コメント
18  名前::2009/11/02(月) 09:45:34  ID:Egnzl/yz PCからの投稿
最初の4行だけいらないな
1 イイ!コメント
19  名前::2009/11/03(火) 02:26:42  ID:W1BZCkc+ PCからの投稿
文章がアレすぎて…
3 イイ!コメント
20  名前::2009/11/03(火) 12:37:13  ID:X1wa1V6C 携帯からの投稿
まっくんのひとりごと
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21  名前::2010/06/08(火) 20:33:45  ID:bPt9KYjn 携帯からの投稿
※15は本気で言ってるのか
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22  名前::2011/06/26(日) 16:02:55  ID:DCpooLAC 携帯からの投稿
フーン(゜σ ゜)ホジホジ...

σ(‾〜‾) モグモグ...
0 イイ!コメント
23  名前::2014/02/10(月) 20:30:45  ID:lb2zUWBh 携帯からの投稿
※15
俺もそこで変に思った。
後、内容が押し付けがましくてうんざりした。
0 イイ!コメント
 

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