198 名前:癒されたい名無しさん[] 投稿日:2009/11/15(日) 00:27:51 ID:AbuEn2Ho
母子家庭だった我が家はとても貧乏だった。お金のかかるレジャーなんぞ勿論行けなかった。
そんな我が家の楽しみは、夏に行われる花火大会鑑賞。
母の手作り弁当を食べながら綺麗な花火を見てる時は至福の時間だった。
でも中学生になってからは、友達と行く事を選び、母とは全く行かなくなってしまい、
母と外出する事が全くなくなってしまった。
そんな自分も無事に高校を卒業し、就職も決まり、少しは生活も楽になるなって
明るい未来を想像してた。
初任給で何をプレゼントするか迷ったけど、浴衣と財布を買った。
その心は、一緒に花火を見に行きたかったのと、母にお小遣いをあげて
自分のためのお金を持って欲しかったから。
だけど、今年の5月、心臓の血管にヒビが入り入院してしまった。
入院中は「花火大会が始まるまでには退院するからね」って言ってたのに。
入院して10日程たった頃、血管が破裂し、あっけなく逝ってしまった。
看護婦から「花火大会に行くのを本当に楽しみにされてたんですよ」って言われた。
そして、「いつも財布を握って眠ってたんですよ」って言われた。
財布の中身を見ると、汚い薄汚れた「肩たたき券」「お掃除券」「お買い物券」が入っていた。
俺はそれを見た途端、涙腺が壊れたって位泣いた。
誰の肩を叩けばいいんですか?誰のために掃除すればいいんですか?
誰の代わりに買い物行けばいいんですか…
鍵っ子で、全くと言っていいほどおもちゃもなくて「寂しい思いをさせてゴメンね」って
母からよく言われたけど、寂しいなんて一度も思いませんでした。
だけど、母ちゃんがいない今はとても寂しいです。
女手ひとつで育ててくれてさぞかし大変だったでしょう。
一度もありがとうの言葉を言えなかったのが心残りです。
コメント一覧
もー叩かれすぎて
痛いよな(ノ_・。)
それはそれで良い事だと思う。
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三三
三三
三三三
そしてお前は涙腺系に飽きていくよww
そしたらまたここにコメントしてねw
君の気持ちも解らなくはないけど私なら最後手を握って欲しいな