俺はプレイ当時(小学生)はビアンカ派だった。でも2度目のプレイのときは折角だからフローラを選び、そのときはあれこれ選択に至る経緯を脳内補完したので、ちょっと書いてみようと思う。
俺の脳内ではフローラは主人公に尊敬の気持ちや憧れ、コンプレックスを抱くことになる。
それまで大富豪の箱入り娘であったフローラにとって、成長した主人公との出会いはもう凄まじいインパクトを伴うものだったはずだ。若くして父を失い、一度は奴隷の身に落とされるも自力で脱出するという壮絶な人生。一国の王とは親友を超えた間柄で、彼の下に留まれば不自由のない一生が保証されるにもかかわらず、偉大な父の意思を継ぎ、世界を救う勇者を見つけてともに戦うべく厳しい旅を続ける。長い冒険で培われた圧倒的な逞しさと知性、視野の広さ。自分以外の者のために尽くせる優しさ、魔物をも従える懐の広さ。幼馴染のアンディなどとは、男としての格どころか、人間としてのスケールが違うことを、フローラは理解する。幼い頃に出会ったときは、ただの臆病そうな子どもだった主人公が、いまや自分を遥かに追い越している。フローラも捨て子なので悲しみを背負ってはいるが、そんな彼女自身が今生きていられるのは全面的に義父母のおかげで、要は幸運によるものなのに対し、主人公はもう完全に自力で未来を切り拓いている。何から何まで完敗なのだ。そこでフローラは自分のちっぽけさにコンプレックスを抱くようになる。
そして同時に、フローラはそんな男の中の男である主人公に熱烈に恋してしまう。彼に愛されたい、彼の見ている世界を一緒に見てみたい。彼のいるところへ辿り着きたい。狭いサラボナという世界ではアンディが一番の理解者かもしれないけれど、もしアンディと結婚したらそれは生涯サラボナに留まることを意味し、もう二度と、主人公が歩む広大な景色を見ることはできなくなると悟る。そういうスケールで世界と関わっていけるチャンスは、この機を逃せば二度とやってこない。
主人公的にも、フローラは(子どもの頃に船で一緒になったときから)自分とは住む世界の違うお嬢様だと思っていたのが、お互いに身の上話の合間に気持ちを打ち明けあっていくうちに、その健気さに胸を打たれ始める。圧倒的な女性らしさといい、比類ない教養といい、自分が手に入れられなかったものばかりで、当然に憧れを感じる。そして修道女出身ということで、どことなく惹かれていた(けれども気持ちが固まっていなかったのでヘンリーに譲ってしまった)マリアに近いものさえ感じられる。
まして主人公は半生を共にした仲間と別れてラインハットを発ってから、(魔物がいたとはいえ)ずっと孤独な旅を続けてきたのだ。フローラは当然にそんな主人公の持つ寂しさを癒してあげたいと思うだろう。主人公にとっても、心優しく、繊細で純粋なフローラは、徐々に守ってあげたい女性になっていく。いつしかフローラと話をする時間が、主人公にとって替えがたいやすらぎをもたらしてくれるようになる。
そういうバックボーンを盛って、偶然ビアンカと再会するまでに主人公とフローラがかなり仲良くなってしまったことにすると、元々ビアンカ派の俺でも結構迷える。
俺の脳内ではフローラは主人公に尊敬の気持ちや憧れ、コンプレックスを抱くことになる。
それまで大富豪の箱入り娘であったフローラにとって、成長した主人公との出会いはもう凄まじいインパクトを伴うものだったはずだ。若くして父を失い、一度は奴隷の身に落とされるも自力で脱出するという壮絶な人生。一国の王とは親友を超えた間柄で、彼の下に留まれば不自由のない一生が保証されるにもかかわらず、偉大な父の意思を継ぎ、世界を救う勇者を見つけてともに戦うべく厳しい旅を続ける。長い冒険で培われた圧倒的な逞しさと知性、視野の広さ。自分以外の者のために尽くせる優しさ、魔物をも従える懐の広さ。幼馴染のアンディなどとは、男としての格どころか、人間としてのスケールが違うことを、フローラは理解する。幼い頃に出会ったときは、ただの臆病そうな子どもだった主人公が、いまや自分を遥かに追い越している。フローラも捨て子なので悲しみを背負ってはいるが、そんな彼女自身が今生きていられるのは全面的に義父母のおかげで、要は幸運によるものなのに対し、主人公はもう完全に自力で未来を切り拓いている。何から何まで完敗なのだ。そこでフローラは自分のちっぽけさにコンプレックスを抱くようになる。
そして同時に、フローラはそんな男の中の男である主人公に熱烈に恋してしまう。彼に愛されたい、彼の見ている世界を一緒に見てみたい。彼のいるところへ辿り着きたい。狭いサラボナという世界ではアンディが一番の理解者かもしれないけれど、もしアンディと結婚したらそれは生涯サラボナに留まることを意味し、もう二度と、主人公が歩む広大な景色を見ることはできなくなると悟る。そういうスケールで世界と関わっていけるチャンスは、この機を逃せば二度とやってこない。
主人公的にも、フローラは(子どもの頃に船で一緒になったときから)自分とは住む世界の違うお嬢様だと思っていたのが、お互いに身の上話の合間に気持ちを打ち明けあっていくうちに、その健気さに胸を打たれ始める。圧倒的な女性らしさといい、比類ない教養といい、自分が手に入れられなかったものばかりで、当然に憧れを感じる。そして修道女出身ということで、どことなく惹かれていた(けれども気持ちが固まっていなかったのでヘンリーに譲ってしまった)マリアに近いものさえ感じられる。
まして主人公は半生を共にした仲間と別れてラインハットを発ってから、(魔物がいたとはいえ)ずっと孤独な旅を続けてきたのだ。フローラは当然にそんな主人公の持つ寂しさを癒してあげたいと思うだろう。主人公にとっても、心優しく、繊細で純粋なフローラは、徐々に守ってあげたい女性になっていく。いつしかフローラと話をする時間が、主人公にとって替えがたいやすらぎをもたらしてくれるようになる。
そういうバックボーンを盛って、偶然ビアンカと再会するまでに主人公とフローラがかなり仲良くなってしまったことにすると、元々ビアンカ派の俺でも結構迷える。
コメント一覧
元サイトに続きもあるよ。
そうか、これがノベライズの原点なのか。
元から
フローラ派
幼少時代に勝手に連れまわされた迷惑極まりないDQN女のどこがいいのか。
俺はフローラ派だが、消去法でそうなった。
そういう俺は金髪だけで選んだビアンカ派
DSやってねーけど
何の因果か再会したらモンスター押しのけて強制参入
結婚しても水の羽衣が貰えない
戦力としても貧弱かつベホイミ覚えてないので無駄に枠埋めるだけ
ビアンカを選ぶ理由なんて無いだろ
大好きな漫画家さんはビアンカ寄りが多い。
フローラ嫌い。
堀井さんが愛か金かの選択のために作ったキャラだよ。