コピペ運動会

中二のとき彼女ができない寂しさから道端で捕まえたトカゲを彼女にすることにした。
飼っているうちに段々愛着がわいてきて俺はいつしか本当にトカゲに恋をしていた。
ある日俺は考えた。どうすればマリア（トカゲの名前）と心をひとつにできるのだろうか・・・。
思いついた！俺もトカゲになればいいんだ！！
俺はさっそくトカゲになりきることにした。
学校の休み時間中は四つんばいになって教室内を動き回り、からかいにくるクラスメートを二本足で立ち
「シャーーーーーーッ！！！！」と奇声をあげて威嚇。
授業中も突然頭をあげて周りをキョロキョロ。
こんな俺の奇行を気持ち悪いと思ったのか少ない友人達は俺から離れていき、学校内で俺と話してくれる人はいなくなっていた。
幼馴染の親友は相変わらず話しかけてくれていたが俺がピンセットで餌をつまんで食べさせて欲しいと懇願した次の日から
目もあわせてくれなくなった。
こんなことを親に「やめてくれ」と土下座される中三の夏までやっていた。
思い出すたびに窓から飛び降りたくなるくらいの黒歴史だけどある意味人生で一番輝いてた時期かもしれない。