コピペ運動会

アニメの表現　過激さ控えて
パート　高木美香　（埼玉県川越市　43歳）

うちの小、中学生の兄妹は、少年向けのマンガやアニメが大好きです。
テレビのアニメは私もよく一緒に見るのですが、最近のものは、私たちが子供の頃見ていたものとはかなり違ってビックリします。

戦いというか、傷付けあい、殺し合う場面が多いのです。
その中の残虐なキャラクターによる凄惨な場面は、大人の私でもショックを受けるのですが、子供たちは慣れてしまっているのか、平気な顔で見ています。

確かに架空の話だと子供も分かっているのでしょうが、血が噴き出し、手足が飛び散るなど、どうしてここまで過激にしなければいけないのでしょうか。
昨今の恐ろしい殺人事件など、こういうアニメの影響を受けているのではないかと心配しています。

マンガ家や出版社、テレビ局の関係者の皆様、どうか商業主義に走らずに、子供たちの健全な成長を考えた内容の作品を、ご一考下さい。

(2007年11月2日　宮城版)


まぁ、よくあるアニメが悪い論ですね。
しかし、＜傷付けあい、殺し合う場面が多い。その中の残虐なキャラクターによる凄惨な場面は、大人の私でもショックを受ける＞なんてアニメを親が子供と一緒に見てはダメでしょう。

また、それは何という「ひぐらしのなく頃に」でしょうか？
この頃のアニメで残虐な殺し合いをやってのけたのって、「School Days 」か「ひぐらし」ぐらいしか思い浮かばないのですが、どれも深夜アニメですよねぇ。

仮に、ガンダム００あたりを指して残虐と言うのであれば、大昔に放送されていたウルトラQやウルトラマンセブンのほうがよほど残酷ですよ。
ゴレンジャーに倒された怪人は手足が吹っ飛びますし、仮面ライダーの怪人は爆発して四散しちゃいます。

投稿者が子供の時のアニメと比べて今のアニメが決して残酷だとは思えませんし、結局はマスコミ報道による思い込みでしょう。

そもそも、親が安心して子供に見せているアンパンマンなんて、「僕の顔をお食べ」などと正気の沙汰ではないセリフを笑顔で吐くんですよ。
詭弁ですが、「フィックションを指して子供が影響されるから規制しろ！」なんて意見は、「子供がアンパンマンの真似をして友達に自分の顔を食べさせるかもしれないから、アンパンマンを規制しろ！」と言っているのに等しいと私は考えてしまいます。

見せ方によっては、ワクワクするような冒険活劇だって暴力の連続に見えることでしょう。
要は見た人間が何に対して嫌悪を示すか？という問題ではないでしょうか。

今、流行の「恋空」なんてamazonのレビューを見れば分かる通り、ちょっとアレな主人公が少しアレな男の子に・・・・これなんてエロゲ？という内容ですが、なぜだか誰もバッシングしないんですよね。
世間的には男性視点からの暴力やエロは規制の対象だけれども、女性視点のドメスティックバイオレンスや乱れた性は純愛や悲恋・悲劇だとでも言うのでしょうか？

話がそれましたね。
個人的には、子供が小学生の高学年以上であるならば、好きなものを見せてあげれば良いと思います。

どちらにろ、中学生になってもフィックションと現実の区別がついていないようなら、既に手遅れです。

だいたい、影響という観点で物を見るならば、まっ先にワイドショーを廃止にしなければおかしいでしょう。
名探偵コナンの犯行を真似た犯罪なんて聞きませんが、ワイドショーで取り上げられた凶悪犯罪を真似た模倣犯はいくらでも誕生している訳なのですから。