310 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/07/17(火) 22:38:14.53 ID:GBuD4C2k0
日曜の昼間に電車に乗り長いシートの中央あたりに座っていた。
車内はガラガラで半分以上は空席。
次の駅で若い父親と幼稚園児ぐらいの娘の二人連れが乗ってきた。
二人は俺の左側の端に座った。ドア横が父親でその隣に娘。一つ空いて俺。
途中駅で快速通過待ちのため停車。ドアは開けっ放し。
不意にその娘が言った。
「ねえ、あの人なにしてるの?」
父親無言。ややあって再び
「ねえねえ、あの人なにしてるの?」
父親寝てるのか?と二人の方をそっと見ると起きてる。が、うつむいてる。
娘はというとじっと開いたドアを見ている。手で父親の袖をつんつんしながら、
「ねえおとうさん」
「うるさい」
ドアの側には誰も立っておらず、その向こうのホームにも誰もいない。
壁ポスターの類もなし。
娘はそれっきり黙ってしまったが、発車するまでずっと開いたドアの方を見つめていた。
あの子には何が見えていたのだろう。
コメント一覧
No.12941 死んだトコ
No.13844 いつまで
No.29635 子供への応対は丁寧に
もうプリキュアでよくね
お父さんは そのうちノイローゼになるかも
だからプリキュアでいいと思います
プリキュアが。
すれ違い通信の人数もガンガン増えて嬉しい。
しかしそのうちの何人かはこういうガキかも知れんぞ、気をつけろぉ~
No.18469
長井秀和さんッ!?