985 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/05(金) 16:11:38 ID:vZUR1baG
埋め代わりに寛永14年(1637)、島原の乱の勃発した頃のことである。
既に警戒態勢にあった天草の栖本村に、上津浦より一人の見慣れぬ男が
「この村を通して欲しい」と言ってきた。彼はここを通って牟田村へと行くのだと言う。
立ちあった栖本村の庄屋が、「何のために牟田村に行くのか?」と尋ねると、
男は答えた
「牟田村でキリスト教の布教を行うのだ。」
栖本の者たち、たちまち立ち騒ぐ。当然だ。キリスト教はただでさえ禁止されている上に
今は反乱まで起こし、さらに領主に反抗するのみならず、仏教徒の村には改宗を強制し
それを拒否する者たちへの虐殺すら行っているのだ。その布教を行うなど、聞けることではない。
庄屋は男に向かって鉄砲を構えた
「御禁制のキリスト教を広めるとはとんでもない事である!そのようなつもりであれば
ここでお前を撃ち殺すぞ!」
ところがキリシタンの男、微塵も怯える風も無く村を打ち通ろうとする
「撃ち殺したければやってみるがいい!私の体は神の加護により、鉄砲も矢も当たらないのだ!」
庄屋の放った銃弾は、誤たずこのキリシタンの男の体を貫き、男は即死した。
彼には、神の加護は無かった。
島原の乱の中の、一コマである。
コメント一覧
つまりこういうこと
ああ、ゴミクズを自分だけが一億円ぐらいの価値があると思って
命よりも大事にしてる痛々しい光景みたいな。
これは、たいして面白くもないね。
逃げろ
1999年に世界が滅ぶかの賭けみたいなもんだな。
命懸けの負け逃げができる勝負。
ザビエルはハゲじゃないらしいが