142 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 16:25:29 ID:cvKcfSlh
福島正則が、生駒親正の屋敷に遊びに行ったときのお話。生駒家の家臣、富島玄蕃といえば、舞の上手として有名であった。そこで正則は
玄蕃に一刺し、舞を所望した。玄蕃が辞退しようとすると
「オレは昔から口に出した事を引っ込めたことが無い!所望した上はなんとしても舞え!」
玄蕃もしかたがなく、ひとさし舞ったが、正則といえば寝転がり、腹鼓を打ちながら
それを見物していた。
玄蕃は舞い終わると、今度は正則に舞を所望した。
「わしはかつて舞などやったことが無い」
と、断ろうとしたが、玄蕃も「それがしも、あなたがさっき言ったように、一言申し上げた以上
引き下がった事はございません!是非お舞いくだされ!」
これに困った正則、仕方なく、見よう見まねの舞をやってみると、今度は玄蕃がふんぞり返り、
腹鼓を打ちながら現物した。これに正則が怒り、何のつもりだと詰め寄ると
「それがしは下郎でございまして、舞の見方を存じません。最前、福島様が
この様にして私の舞をご覧なされていたので、さては、あのように見物するものかと、このように
したわけでございますが、それがなにか?」
コメント一覧
ってオチがついたらわらえる
× 一刺し
○ 一差し
グサッとやってから「舞え」って言ったと思っちゃった
意趣返しのテンプレのようだ
癒し系ヤンキーしか浮かばない
あっぱれと言って褒美を取らせたのか、非礼をわびて自らを正したのか、
こそこそ退散したのか、それこそ本当に切腹させたのか。
泣き寝入りだろうな
『礼儀がなってない。こんな状態で「さあ弾け」と言われ弾くなんて
そこまで自分を卑しくしてまで弾く気はない』と