940 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/08(木) 22:43:38 ID:SV2dK3Me
>>930一応ちゃんと坊主らしい逸話もあげとく
蓮如が、二回りも年上の怪僧・一休とダチだった事は、知られているような、いないような。
ある大商人が、見事な馬の絵を手に入れた。絵の価値をもっと高めようと思ったこの男、
書道家としても知られた一休に、画賛を依頼した。戻って来た絵にはただ一言、
『 馬じゃげな 』 と書かれていた。
「ちょw ヒドスwww」あまりの事に商人が抗議すると一休、「じゃあアイツに何とかしてもらえ。」
と蓮如を紹介された。 絵を見せられた蓮如、微笑むと、
『 そうじゃげな 』 と付け足した。商人、もはや言葉もなく帰って行った。
またある日、一休が蓮如を訪ねると、蓮如は布教行脚に出かけて留守だった。
それならと一休、蓮如の書斎にあった阿弥陀仏の立像を枕に、昼寝を始めてしまった。
そこへ蓮如が帰って来て、一休を起こして言うに、
「おいオッサン、わしの商売道具にナニしとる?」 一休もこれには苦笑いするしかなかった。
寛正2年(1461)、蓮如は大谷御坊で宗祖・親鸞の二百回忌を盛大に営んだ。
大勢の門徒が厳粛に式が執り行う中、フラリと一休が現れた。一休、親鸞の肖像を見て、
「 襟巻きの あったかそうな 黒坊主 」と叫んだ。
門徒が皆、カチンときて堂内がざわめくと、一休は丁寧に手を合わせ深々と頭を下げ、
「 こいつが法は 天下一なり! 」と続けた。
さすが一休・・・と感嘆の波が広がり、ざわめきはいっぺんに静まった。
『 分け登る ふもとの道は 多けれど 同じ高嶺の 月をこそ見れ 』 一休宗純
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そうじゃげな