792 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 21:37:31 ID:GqFcBTWV
諦めきれなかった男小牧・長久手の戦いも大詰め。池田・森隊と家康本隊との際、大久保忠世の与力である本多八蔵は
ある光景を目にした。
何やら白装束の目立つ衣装を着た男が家臣とおぼしきもの数人に肩に掛けられて退却していく所である。
八蔵「これは・・・名の有る大将に相違ない!逃がすものか。」
八蔵がその一団に突進すると恐れを成したその武士の家臣たちはその武将を放り出すと
蜘蛛の子を散らすように去っていった。
これで恩賞間違いなし・・・だがその武将は既に事切れていた。しかもよくよく見れば眉間に
銃創があるではないか。
こんな首を持っていっても「銃で倒れた死体の首を奪ってきたんだろ?プゲラw」と言われれば
申し開きのしようもない。がっかりである。
八蔵「どうしてこんな場所を撃たれて死んでるんだこの間抜けめ・・・ブツブツ・・・」
やむなく八蔵はその武将の鼻を削いで太刀と脇差を分捕るとその場を去っていった。
その後、戦の見物にきていた清洲の町人・銀屋なる者が本多の持っている脇差を見て「おお、それは
森武蔵の脇差。私が注文を受けて作ったんですよ。」と言われた。
これに驚いた八蔵。まさかあれが森長可の死体だったとは!彼は森の顔を見たことが無かったのである。
急いで戦場の元在った場所に舞い戻る八蔵。無い、どこにも無い。誰かが持ち去ってしまったのか・・・
あれを持っていけば俺も後世に残る武名を残せたものを。
・・・どうしても諦め切れなかった。
魔に魅入られたかそこら辺に転がってる死体の首を取ると森の首であると主張し恩賞に預かろうと
考えてしまったのである。
793 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 21:38:03 ID:GqFcBTWV
ところ変わってここは徳川の首実験所。池田親子の首は手に入ったもののまだ森の首は届かない。
「確か銃で死んだからもう見つからないかもね」もう諦めムードであったその時、八蔵がやって来た。
様子を見るにまだ森の首を届けた人間は誰も居ないらしい。八蔵はそれを確認するとこう言い放った
「森の首を取った!」と。
どれどれ・・・とやってくる人々。得意げな八蔵。しかし最初にあがったのは笑い声であった。
「ちょwww誰これwwwwどこら辺が森の首なのさwwwうぇうぇ」
即ばれた。当然である。今回の部隊の編成は徳川と織田信雄の混成であったので顔見知りなど
腐る程いた。
もう後悔しても遅い、皆の笑いものにされてしまった八蔵。しかもこれが家康の耳にまで届いてしまい
大目玉を食らってしまった。恩賞など当然無い。
耐え難い屈辱を受けた八蔵は同年の蟹江合戦において秀吉軍と対峙した際に単身で飛び込んで
大軍の中へと消えていった・・・享年26歳
大功が手をすり抜けて逃げていった時に人は何をするか分からない。そんな話。
コメント一覧
これ鼻だよ。
て言えば良かったのに
最悪手を打ち続けるというのは何かの才能を感じる。
実験しちゃダメ
後世に名が残ってよかったね(ハナホジ
スク水あんま惹かれないから女子高生物のAVで
スク水パートが入ると損した気分になる
確かにスクール水着はただ胸がペッタンコに見えるだけだな
しかし、あれは思うに青春時代の女子に対する性的興奮や妄想などの具現化なのでは
もういいや