814 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/09/27(火) 21:11:04.01 ID:SfoeI6Uk
青山忠俊は徳川家光の守役であったが、家光が成長してからも直言を繰り返し、ついに改易・配流となった。のちに家光は己の行いを後悔し、忠俊を呼び戻したが、忠俊はこれを断った。
それに代わって、忠俊に連座して蟄居した者たちが再出仕を許された。特に嫡男の宗俊は、父譲りの実直さを
認められ、書院番・大番頭と昇進を重ねていった。
青山家が再び家光の信頼を得たのを見届けた忠俊は、配所で66年の生涯を閉じた。
それから何年か後、青山因幡守宗俊は、将軍家光の呼び出しを受けた。
「お前の所領3千石に、信州小諸2万7千石を加えて、3万石とする。」
「ははーっ!有難き幸せにございまする!」
「お前の父は、わしの幼き時より犬馬の労をいとわず尽くしてくれた。しかし若き日のわしには、
その事が分からず、良き忠臣を配所で死なせてしまった。その事、未だに悔やまれてならぬ。
ここに青山家を大名に復す。宗俊よ、忠俊がわしに仕えたのと同様に、竹千代(家綱)に仕えよ。」
「ははっ!・・・亡き父も・・・さぞや・・・・・・」
眼からあふれるものを平伏して隠し、ようやく落ち着いて退出しようとする宗俊に、再び家光が声をかけた。
「あぁ宗俊よ、今一つ命じる!お前はこれより下城した後は、どこにも立ち寄ってはならぬ。
まっすぐに帰宅して忠俊の位牌に、この事を伝えるのだ。良いな、頼んだぞ。」
宗俊は、もはや涙を隠すこともなく退出した。(榊原日記他より)
コメント一覧
一個前の胸糞悪いくだらん天使ネタとか好きなのか?
※5宛てを忘れてた
良いモノは良い、悪いモノは悪い。
一個前のネタがどんな内容であれ、そこにいい尻が登場するのであれば、ぼかぁ躊躇なく評価するよ。
ブレのない生き方とはそういうものだと思う。