714 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2015/08/22(土) 21:10:53.88 .net
大学三年の時に入ったゼミに、当時修士の一年だった嫁がいた
三年の夏にお袋が死んで、なぜか全然悲しくなくて平然としてたらみんなドン引き
そんな中で嫁が俺を呼び出して、この人も説教するのかと構えてたら
「今は平気でも何ヶ月か何年か先、
お母さんが亡くなったのが悲しくてたまらなくなることが必ず来る」
「その時は私を頼りなさい。遠慮しなくていいから」
て連絡先渡された。新手のナンパ?やっぱりヘンな人だなーとか思った
そしたら冬になって、予言通りにいきなり来た
部屋でボーッとしながら、今年の正月はさすがに帰省しなきゃなー、
お袋いないから正月に何が必要か親父と妹に聞かないとなーて考えてたら
いきなりお袋のことが色々思い出されて、想い出とかがぶわーって溢れて涙が止まらなくなった
布団の上に水たまりができるぐらい泣き続けて、これやばいって自分でも直感して
泣きながら渡された嫁の番号に電話したら
二十分ぐらいで部屋に飛んできてくれて(ゼミの住所録経由)
そのまま二時間ぐらいずっと嫁にすがりついて泣きわめいてた
それがきっかけで距離が縮まって、嫁が博士課程終わってから結婚、四年経って今に至る
後になってなんで連絡先教えてくれたのって聞いたら
嫁も高2の時に父親亡くして、その時は全然悲しくなくてそれで色んな人に責められて
大学に入る時になっていきなり父親のことが悲しくてたまらなくなったって言ってた
自分の時は誰にも頼れなくて本当につらくて、
だから同じような状態になった俺のことがほっとけなかったって
本当に頭あがりません
717 名前:710[sage] 投稿日:2015/08/22(土) 22:54:25.15 .net
kwskされたんでちょっと色々書いてみる嫁、頭良くて記憶力もあって贔屓目じゃなく顔も綺麗なんだけど
感情の起伏が少なくていつも理詰めで物事考えたがる上に
外見とか趣味とかに完全に無頓着な残念美人カテゴリの人
出会った時はいつもスッピンで格好もギリギリ中性的かって言えるぐらいのラフな感じで
髪型ももうちょっと切ったら地肌見えるんじゃね?てぐらいのベリショ
性格も本当にマイペース、
興味ある事とない事に対する対応が両極端ないかにも研究職の変人て感じの人で、
胸が小さかったのもあって正直全く女として見てなかった
嫌いじゃないけど積極的に仲良くなりたいタイプでもないなーって
でも感情の起伏がないからわかりづらいだけで
本当は情が深くて凄く優しいんだよね
物事を理性的に判断して必要最小限の説明だけして
切り捨てるみたいにイエスノーをはっきり言うから機械みたいだって誤解されがちだけど
嘘も大袈裟も紛らわしいも言わないし、出来る・するって言ったことは何があっても必ずしてくれる
嫁に泣かせてもらってからその事に気付いて、
ああ、この人は表現の仕方が他の人と違うだけで本当は誰よりも誠実な人なんだ、ってわかったら
もう止められなくなって一気に好きになった
718 名前:710[sage] 投稿日:2015/08/22(土) 22:55:40.80 .net
それから大学でなんとなく一緒にいることが多くなってレポート見てもらったり手伝ったりでお互いの部屋を行ったり来たりするようになって
ゴニョゴニョなことも何度かしてるうちに
いい加減はっきりさせなきゃって思って改めて告白したんだけど
この時の返事がまあひどかった
「君のことは好きか嫌いかで言えば好きだし、大学でもいつも一緒にいて楽しい。
料理作って美味しいって言ってくれるとたまらなく幸せな気分になるし、
部屋で二人でいるとずっとこのまま夜が続けばいいなって思う。
でも君のことを男として好きとか愛してるかとか言われたら、わからない。本当にごめん」
俺、リアルにorzになりました
え?なんなのこの人?どう見ても俺のこと大好きって言ってるよね?
なのにわからないって何?このお姉さん何言ってるの?頭おかしいの?て脳内大混乱
振られて凹むならともかくOK同然の答えもらって凹むなんて前代未聞の経験でした
それがかなりムカついて軽い言い合いみたいになって
「好きでもないならなんでずっと一緒にいたいなんて思うんですかねえ!」
て言ったらようやく自分の感情自覚したみたいで、みるみる顔が真っ赤に
そういうわけでなんとか正式に付き合うようにはなったけど、
本当にこの人大丈夫か?て一抹の不安は覚えてしまいました
最終的にはその不安は杞憂に終わってしまったんだけども
でも情が深くて理性的な人が愛情自覚すると突っ走りすぎて困る
「愛してる」って言うのにためらいがなさすぎて毎日パルプンテ食らってます
コメント一覧
もげろ
もげ散らかせ。
ツンデレ運動会だよ
人として好きなんだよ!
要するに末永くお幸せに爆発したまえ!
理想すぎて茶化す気にもなれない。