864 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/11/10(月) 03:11:25 ID:Mr/UK3Pz
天正三年(1575)、長篠の戦の後、徳川家康は武田に侵食されていた北遠江回復に取り掛かった。さて、この部隊の大将を任されたのは、信州浪人の片桐権右兵衛門家正。
余談ながらあの、片桐且元の弟である。
さて、彼の軍勢が水巻城に迫った時、水巻城主、奥山定茂は、大量の竹の皮を用意した。
「この竹の皮を踏むと、足が滑り、徳川軍はそのため混乱する。そこを突くのじゃ!」
ナイスアイデアである。早速城の回りに竹の皮を敷き詰めた。
そうしているうちに攻め手の片桐軍がやってきた。彼らは城の回りに敷き詰められた竹の皮を見て、
「何だこれは?」と、不気味に思った。余りに不気味なので、火をつけてみることにした。
するとその火はたちまち、敷き詰められた竹の皮に燃え広がり、ついに城にまで届いた。
戦う前に水巻城は焼け落ち、奥山定茂はほうほうの体で落ち延びていった。
定茂は「まさか火をつけるなんて思いもよらなかった」と、言ったとか言わないとか。
コメント一覧
最近変な投稿者多いんで個人的には歴史が癒し要素になってる
もう少し前ならただただウザかった
まぁ、あの○○の弟だとか、言われても分かんないんだけどね
主旨が分かれば無問題