60の手習い

コピペ投稿者:名無しさん  投稿者ID:iZ28Nn26
コピペ投稿日時:
848 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/08/09(金) 22:40:58.26 ID:/FMh7SlT
ある時、加藤清正が、立花宗茂の重臣である小野和泉(鎮幸)と歓談していたとき、
和泉にこんなことを尋ねた

「和泉殿、あなたは書状の往復に困却することは無いか?
私の如きは、幼少より戦場にのみ臨んで、更に読書習字をする暇が無かったために、
今日に至るまで書状の往復には常に困難を感じることが多いのだ。」

和泉はこれを聞くと
「私は61歳までいろはのいの字も知らなかったのです。ですが、かつて高麗在陣の時に、
毛利甲州殿よりの書状が至りました。

その時、私は賊の首実検をしていたのですが、この書状を読もうと思ったものの、それが出来ず、
立花の家老とも称され、60にもなろうという者が書状を読むことさえ出来ないとは、
この和泉一人の恥辱にとどまらないと、冷や汗を流しました。
この時は幸いに、内田玄恕がたまたまこちらに来たので、書状を見せて彼に返書を書かせました。

しかしこの事は深く私の心に刺さった出来事でした。そのため、帰国してから妻にいろはを書かせ、
習字を練習しました。これによって幸いに、今日においてはにじり書きだけは良く出来るようになったのです。」
そう笑いながら語った。

清正は、和泉が謙遜してそんなことを言っているのだと思ったが、他日立花の諸士に聞くと、
果たして小野和泉の言に違いはなかった。

清正は感嘆して、
「古より偽りがないのが武士であるとは聞いているが、和泉ほど偽りのないものは
稀である。小野和泉こそ、真の武士の典型である。」
と語ったそうである。
(古雄逸談)
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コメント一覧

1  名前::2015/11/27(金) 23:27:41  ID:704mdUYe PCからの投稿
自分の能力不足を自覚し
それが組織に及ぼす影響を正しく評価し
自身の能力向上に余念なく
そしてその体験を屈託なく他人に話せる

まこと人格者である
13 イイ!コメント
2  名前::2015/11/27(金) 23:33:56  ID:AHE8uZbq 携帯からの投稿
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3  名前::2015/11/28(土) 00:30:06  ID:+QVz3n5W スマートフォンからの投稿
※2
今回の方がいい
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4  名前::2015/11/28(土) 00:43:25  ID:eVS+4fqb スマートフォンからの投稿
最近は加藤清正が流行ってんの?
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5  名前::2015/11/28(土) 00:49:12  ID:rlUFp0dU スマートフォンからの投稿
肥後もっこり
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6  名前::2015/11/28(土) 08:18:23  ID:C2UjjOxm PCからの投稿
褒めるところ微妙にずれてない?
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7  名前::2015/11/28(土) 14:15:05  ID:yqvD8VBi PCからの投稿
消されるのか…デニス愛してる!
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8  名前::2015/11/28(土) 16:06:46  ID:C/tCCeFU スマートフォンからの投稿
清正も正直なところは感心しても、字を習おうとはしないのねw
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