相花信夫(少尉 昭和20年5月4日出撃戦死 18歳)
母を慕いて
母上様御元気ですか
永い間本当に有難うございました
我六歳の時より育て下されし母
継母とは言え世の此の種の母にある如き
不祥事は一度たりとてなく
慈しみ育て下されし母
有難い母 尊い母
俺は幸福であった
ついに最後迄「お母さん」と呼ばざりし俺
幾度か思い切って呼ばんとしたが
何と意志薄弱な俺だったろう
母上お許し下さい
さぞ淋しかったでしょう
今こそ大声で呼ばして頂きます
お母さん お母さん お母さんと(ノート二頁に楷書ペン書)
母を慕いて
母上様御元気ですか
永い間本当に有難うございました
我六歳の時より育て下されし母
継母とは言え世の此の種の母にある如き
不祥事は一度たりとてなく
慈しみ育て下されし母
有難い母 尊い母
俺は幸福であった
ついに最後迄「お母さん」と呼ばざりし俺
幾度か思い切って呼ばんとしたが
何と意志薄弱な俺だったろう
母上お許し下さい
さぞ淋しかったでしょう
今こそ大声で呼ばして頂きます
お母さん お母さん お母さんと(ノート二頁に楷書ペン書)
コメント一覧
悲しいな
懐かしいな
泣けるよね
おかあさんって言えたんだろうに..な
一人ひとり大切に守っていこう。
背筋が伸びる。
視線が上がる。
偉大な魂を持つ先人達に比し俺の魂のなんと卑小なことか。
先人達には及ぶべくもないが今日は、せめて今日だけは俺は襟を正すぜ。
駄目だ。軍人言葉はギャグにしか見えない。
生きながらえるべきではない人が最新医療とやらを受ける
何時の間にか泣き顔になっちまったよ…
そして現在では傾国しかけたこの大和の国を
立て直すべき理由である