937 名前:2ちゃんねるのどこか 投稿日:2009/05/28(木) 18:27:21
会社の同期で仲のよい男女4人くらいでカラオケ行った。いいだしっぺは私で、カラオケいこーぜー!!って事になって。
ガンガン飲んで歌って騒いで。 結局そいつらを夜中まで帰えさなかった。
翌日、会社に行くと昨日のメンツの中のA男がまだ来てない。
今日は遅刻すると連絡が入ったらしい。
遅れて出社して来た直後に捕まえて「弛んでるぞ~、二日酔いで遅刻
なんて」と笑ったら、A男が俯いたまま、ぽつりと。
「昨日、彼女が死んだ」
A男の話によると、付き合ってた彼女が昨夜トラックに突っ込まれて重体。
病院に搬送された事。 なんどもA男の自宅に彼女の親から「会いにきて
やってくれ」と連絡が入っていた事。(当時まだ携帯電話が普及してなくて
家族は連絡が取れなかった)。 深夜に帰宅すると妹が泣いており、
「どこ遊びにいってたのよーーー!!お兄ちゃん遅いから、○○ちゃん死ん
じゃったよーーー!!」と叫ばれた事。
彼は結局死に目に会えなかった事を聞かせてくれた。
彼は私を一言も攻めず、ただ彼女が重体で自分を呼んでいただろう時間に
自分がカラオケを歌ってた事を悔やんでいました。
いつも通りに帰宅してたら、まだ十分彼女に会えたのに……と。
それからしばらくたって、忘年会かなにかで、またA男達同期と飲みに行く
ことになり、その場でA男にもカラオケのマイクが回って来ていましたが、カラ
オケが得意なA男が一曲も歌わず。ただ飲んでいました。
「どうした?」って尋ねると
「オレ、あれ以来、マイク持つと手が震えて。マイク持てないんだよ」
と言っていました。
私もそれからカラオケには二度と行けなくなりました。
コメント一覧
と言いたいが哀しいねえ
すっかりだまされちまったぜ
死んだ彼女なんていないんだろ?
トラウマになって歌えなくなったA男も「私」もいないんだろ
林先生乙
俺はお前を評価する
時は経ったが俺もお前を評価する