161 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/06/19(金) 21:19:23 ID:GphOJuIyP
5年ぐらい前に、当時住んでたアパートで体験した出来事です そこは学生街の真ん中にある普通のアパートで、家賃も相場ぐらいの1Kでした
築10年程度の小綺麗な3F建てアパートで、3Fには大家さん一家が住んでいました
住み始めてからすぐに、時々風呂場から妙な音が聞こえてくるようになりました
まるで空の浴槽に硬くて重い物を落としたような、ガツーンという凄まじい音です
ドア一枚(浴室のドアも入れれば二枚)隔てた居間にいてもはっきり聞こえてくるほどの
大きな音でした
もちろん物が落ちそうな場所には何も置いてませんし、何度確認しても何も落ちていませんでした
正直不気味でしたが引っ越すお金もなかったのでそのまま住み続けてました
かなり頻繁に起きるので(一日一回以上)、一年経つ頃にはすっかり慣れて気にも留めなくなってました
162 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/06/19(金) 21:20:47 ID:GphOJuIyP
>>161の続きです そんなある日、友人が泊まりに来た日の事です
話が弾んで明け方頃まで布団の上で喋っていると、突然友人が「あれ?何か聞こえない?」と言い出しました
少し黙って耳を澄ましてみましたが、私には特に何も聞こえません
「何も聞こえないよ。」と言う私に、友人は「いや、絶対何か聞こえる。なんだろ…」と言いながら部屋の中を見回しました
私たちが座っていた布団の足側の壁付近に視線をやった瞬間、友人の表情が凍り付き、次の瞬間もの凄い力で
私にしがみついてきました
あまりの狼狽えようにびっくりして「どうしたの?」と聞いても、友人は黙って震えるばかりです
友人が見ていた辺りを見ても何も見えず、仕方がないので私はそのまま友人が落ち着くのを待ってました
しばらくすると、友人は落ち着きを取り戻して私から離れましたが、顔は相変わらず真っ青です
「一体どうしたの?」と尋ねると、友人は一言
「64ページがいた」
訳が分からず詳細を尋ねると、布団と壁の間のフローリングから、青い鬼が顔の上半分だけを出してこちらを見ていたとのこと
最初に聞こえた音はそいつの息づかいで、不気味な眼差しで何かを探すようにこちらを凝視してたらしいです
「64ページ」というのは、FF5の古代図書館に出るモンスター「64ページ」がそいつによく似てたのでそう表現したそうです
それがどういうものなのか友人も分からないらしく、とりあえず64ページがいたという辺りに二人で塩をまいておきました
私には何も見えないので、その後64ページが再来したかどうかは分かりません
風呂場の変な音と関連がある気もしましたが、結局何も解決しないまま1年後に引っ越しました
あの音の正体と64ページの正体が今でも気になります
コメント一覧
思わずレベルを確かめたくなる。
けど、「胸糞」と書くことを禁じられたぼくに、どんなコメントができるだろう。
m9
暑い時に怖い話は納涼じゃないか
「家賃も相場くらいの1Kでした」という表記に、
「家賃の相場が1Kだなんてやっぱり訳あり物件は安いな」と一人で納得してしまった。
と思う、今日、このごろ。
パシパシ叩いてもらったら消えるのでは