コピペ投稿者:名無しさん
コピペ投稿日時:2009/07/05 19:39
コピペ投稿日時:2009/07/05 19:39
今日も今日とて僕の天使、いやこの際現人神(あらひとがみ)と言っても過言ではない存在であるところの宮崎あおいタソを見るためにテレビを点け『純情きらり』を見ていたところ途方もない事態が巻き起こった。
このお話の中で主人公は夢である音楽家を目指すため東京音楽学校を志すのですが、今回はその受験の結果が出る回だったのですね。もちろん僕としては漫画『DEATH NOTE』の魅上よろしくあおいタソを「神!神!」と崇めるのが当然ですのであおいタソの受験合格を当然のことと思いながら、週末のリッツパーティーを繰り上げてリッツを齧りつつテレビを眺めていたところ、構成作家のクソ野郎はあおいタソを容赦なく不合格にしやがったんだよ……!!
「フヒヒ!フヒヒヒヒ!」
僕はそんな奇天烈な笑い声を上げながら一路、空港に向かった。目的は勿論そう、NHKを爆破するためだ。あおいタソを不合格にするような構成作家ないしそんな脚本にゴーサインを出す局なんてこの世にはいらない、必要ないのだから……。そうだよね、母さん……。これは犯罪行為ではない。聖戦、そうジハードなのだ。神に抗うものに鉄槌を。血の粛清を。
「36000円ですね」
そんな悲壮な決意は、貨幣経済という鉄壁の前に脆く崩れ去った。これは一体どういうロジックなのか全く分からないのだけれども、飛行機に乗るにはどうやら金が必要らしい。財布を開く。1394円が寂しそうに笑っていた。
ビッチ!この世はいつからこんなに腐っちまったんだ。大体が『金』だなんて誰が考え出した?そんなものがそんなに大事なんですか。僕はそうは思わないね。
思い出してごらん。昔はお金なんてなかったじゃないか。昔は、そう、塩だったんだよ。塩を肉やら魚やらと交換してたんだ。それがいつから『金』だなんて偶像崇拝よりもタチの悪い存在が生まれたのかな。ここは一度原点に回帰して、塩、いわゆるソルトで一つどうでしょう?
「お引取り下さい」
我が家にありったけの塩を提示した結果、ガードマンから頂いた言葉がこれだった。その態度には一分の隙もなく、僕は思わず「プロ意識」というものを切実に感じてしまった。やつらスゲエよ。
それにつけてもカネ・カネ・カネ。世の中カネかよ。サックスを買うにもカネ、あおいタソを守るにもカネ。想いなんて時として本当に無力だよな。憎い。カネが憎い。こうなれば僕はカネを否定する。僕だけでもカネを否定する。資本主義社会を否定してやる。
そう思った僕は、まず諭吉、お前から血祭りにあげてやんよー!との決意を胸に財布を開けた。1294円が寂しく笑っていた(途中で買ったピノが美味しかったよー^^)。
シット!俺には福沢を血祭りに上げる権利すらないらしい。まあそれもいいさ。忌むべき対象は他にもある。江戸の仇を長崎で討つという言葉もある。反逆のDNAは止まるところをしらない。僕は勢いよく野口英世を取り出した!そして両端を掴むとそのまま一気に…!僕は一息に…!!
「……」
破ることはできへんかってん…。だって英世に罪はないよ?彼だって頑張って色んな功績残したのに、僕がいくら貨幣経済を憎むからってそんな彼をビリビリにすることはできへんよ。ごめんな、英世。
そう思った僕はやおら100円玉を取り出した。考えたらこの銀色がムカつく。100円という3桁が気にいらない。3、つまり素数だ。この割り切れなさがどうしようもなく僕をいらだたせるんだ……!
「自分の運命を呪いなーー!!」
叫んで僕は100円玉を地面に叩きつけた!叩きつけた!叩きつけたんだ!
チャリーン
フヒ…フヒヒ!これで貨幣経済を根底から覆すことができた。かと言えばそうではなく、僕の心に広がったのは逆説的な罪悪感。なぜ、どうしてなんだ。テロルは成功したはずなのに?
地面をみると、100円玉が寂しそうに笑っていた。ああ、僕はなんてことをしてしまったんだ。僕は忘れていた。彼は100円玉である前に、ひとつの金属だったってことに。そんな彼の人格を、僕は根底から蹂躙してしまったのだ。僕の反抗精神から。ただその精神を遵守するために。僕はなんて…身勝手な人間だったんだ!
「ごめんよ…」
そう呟いて僕は100円玉を拾い上げた。いいんだよ、そんな声も聞こえた気がしたが、突然の春風は声をすぐさま奪い取った。彼が何をどういう風に伝えたかったのか…答えはもはや、風の中にしかない。
それから一年が過ぎた。僕が100円玉を拾い上げた次の日、僕の身長は20cmも伸びた。たまたま買った宝くじは34億円が当選し、その翌日には内閣から入閣のオファーがきた。3日後に目を覚ますと隣にはアンジェリーナジョリーがすうすうと寝息を立てており、これは一体…と訝しがりながら蛇口をひねると石油がドバドバと出てきた。なんでこんなことが立て続けに起きるのか、と考えたとき、きっと私が特別な存在なのだからだと感じました。
今では、私がおじいいちゃん。孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル。 なぜなら、 彼もまた、特別な存在だからです。
コメント一覧
宮崎あおいもそうなのですが、松本まりかもやはりなかなかどうしてやうやうにぎりぎりぎりぎりマウマウマウマウ
最初から最後まで1ミリも面白くなかったぞ。