メロスは、ひどく赤面した。 についたコメント

8  名前::2012/02/11(土) 12:19:18  ID:0Y683BTx PCからの投稿
いま名が残っているいわゆる文豪やゲージツ家はそれぞれ
とんでもない連中で、だからこそ胸を打つ作品が残せた
のだと思う そういう人が生きていられた社会風土もあった。

食通と陶芸で知られる魯山人は年を取ってから陶芸を始めたが
名が知られるようになってから、ある美術館で行われた、
ある作家の陶芸展を見に行き「こんなものは陶芸ではない」と
いって、もっていた杖でいくつかを叩き割ったことがある。
いまの世の中であれば即逮捕というところだろう。だが
魯山人だからお咎めなし。そういう風潮がありえた。

上のエピソードに登場する檀一雄もとんでもない人だったし(映画
火宅の人」参照)、海外だってアルチュール・ランボーやベルレエヌが、
もし今の世の中に生きていたとしたら、数々の素行不良のために
社会的に抹殺されて、とても名前が残る作品は書けなかったと思う。

芥川賞を獲った田中氏もそういう傾向の人だと思うけど、それでも
まったく柔らかい。
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