コピペ運動会

本当に女性の方が事故を起こしやすいのか、ちょっと調べてみた。

まず、事故の発生率を男女別に見ると、平成１８年の場合、
男性１１８９９件、
女性８３７４件
となり、男性の方が事故を起こしている。

しかし、平成２２年の免許保有者の数は、
男性４５４９万人
女性３５５２万人
となっており、男性の方が免許所有者が多いことが分かる。

分母（免許所有者）が多い性別の方が事故を起こしやすいので、
１人あたりの事故の発生率そのものは男女間でそれほど明確な差異はない。


また、性別ごとの事故歴の有無を見ると、
男性は３１・５パーセントであり、
女性の１８パーセントを大きく上回る。


しかし、走行距離や走行時間が長ければ長いほど事故率は高まる傾向にある。

男性は交通業や運送業や土建業など、仕事で運転をすることが多く、
月間走行距離は女性の３倍である。


走行距離あたりの事故の件数（１億kmあたり）は、
女性は男性の約１・５倍になる。

走行距離で見た場合は、
女性の方が男性よりも１・５倍事故を起こしやすいことになる。


しかし、女性の方が事故を起こしやすいとはいえ、
逆に言えばたった１・５倍程度なので、
このコピペのようなことが起こるとは考えにくく、
女叩きのための捏造であることが窺える。