転載元:仮面ライダーになりたかった戦闘員
仮面ライダーになりたかった戦闘員 名無し 04/06/03(木)01:11:19 No.112983
バイクの音が走り去る。
……ああ、行ったのか。今日の奴は……どんなんだっけ。
バイクが喋ってた奴か?
ま良いや、今日もお疲れさん……と。
あれ、痛いと思えば腕取れてるじゃんか。
……この程度で済んで、良かった。
ああ、今日も生き延びることが出来た。
仮面ライダーになりたかった戦闘員名無し 04/06/04(金)01:33:02 No.114506
「なあ、おい。なんだよ。……おい」
瓦礫の中から、ヘルメットのシリアルを探知して引っ張り出したのは
首だけの同僚だった。
「なんだよ……ライダーになりたいんじゃないのかよ。
なんで……なんで死んでるんだよ!! 何とか言えよお!」
俺が叫んだ瞬間、同僚のヘルメットが起動し、
最後の音声記録を、俺のヘルメットへ転送し始める。
それは、つまり……同僚の断末魔の叫びを。
悲痛で悲惨な最後の声。憧れた存在に殺される男の声。
俺は耳を塞いだ。無意味だ。頭に直接響いているんだから。
「嫌だ、やめろ、やめてくれ!聴きたくない……
バイクの音が走り去る。
……ああ、行ったのか。今日の奴は……どんなんだっけ。
バイクが喋ってた奴か?
ま良いや、今日もお疲れさん……と。
あれ、痛いと思えば腕取れてるじゃんか。
……この程度で済んで、良かった。
ああ、今日も生き延びることが出来た。
仮面ライダーになりたかった戦闘員名無し 04/06/04(金)01:33:02 No.114506
「なあ、おい。なんだよ。……おい」
瓦礫の中から、ヘルメットのシリアルを探知して引っ張り出したのは
首だけの同僚だった。
「なんだよ……ライダーになりたいんじゃないのかよ。
なんで……なんで死んでるんだよ!! 何とか言えよお!」
俺が叫んだ瞬間、同僚のヘルメットが起動し、
最後の音声記録を、俺のヘルメットへ転送し始める。
それは、つまり……同僚の断末魔の叫びを。
悲痛で悲惨な最後の声。憧れた存在に殺される男の声。
俺は耳を塞いだ。無意味だ。頭に直接響いているんだから。
「嫌だ、やめろ、やめてくれ!聴きたくない……