518 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2005/10/28(金) 17:33:17 ID:ficBifrE
うちのオヤジはタクシー運転手。小さい時にアレルギーだったせいもあって、動物全般が苦手だった。
ある日、お袋が
「近所の人の家の猫が子供を産んで、面倒見きれなくて処分するっていうから・・・」
と言って、子ヌコを一匹貰ってきた。オヤジはもちろん大反対。
家族中で可愛い可愛いと子ヌコで盛り上がっていたら、TVのボリューム上げて
聞こえない振りするほど。家族中で必死に
「ペットって癒し効果があるのよー。老人ホームなんかでも取り入れられてるのよー。」
と説得すると、
「そうか・・・なら置いとくのは認めるが、俺は触らんからな。」
と、相変わらず仏頂面で、家族もまあ置いてくれるだけいいよな、と諦めていた。
数日後、仕事中だったはずのオヤジが昼頃ぶらりと帰って来た。
他の家族は仕事。
自分はその日、大学の抗議をサボっていて、2階の自分の部屋で一人でいた。
オヤジは俺がいる事に気づかずに、冷蔵庫を開けたり閉めたりする音が
聞こえていたが、しばらくすると、2階まで聞こえてくるくらいのため息を吐いた。
どうやら仕事で嫌な事があったらしい。
今度は独り言が聞こえてきた。
「昼間っから酒飲んじゃねーよ・・・・なぁ。」
「にゃあ。」
!!!!オヤジがヌコに話しかけてる!?
そーっと1階に行って様子を伺うと、オヤジは床にヌコと向い合わせで座り、
柿ピーを食べながら牛乳を飲み、その間もずっとヌコを凝視。
「おい、おい、癒してくれよ。お手の一つでもしてみろ。働かざるもの食うべからずだぞ。」
とかブツブツ言ってる。堪えきれずに俺が「ププ」と吹き出すと、ビクッとなって
牛乳をこぼし、あたふたしながら
「い、いるならいるっていくぁrtgfyふじこlp;」
ズボンは牛乳でヒタヒタになってた。
コメント一覧
ネコもネコで、あんまりベタベタ触られず でも無視じゃなく話しかけてきたりするお父さんとの距離感も好きかもね
基本的に自分勝手だからいい距離感で接してくるのも多いし
かといって誰もいないと寂しがるという可愛いやつだ
たまにニュース番組の特集で食物アレルギーの治療とかやってないか?
今まで食べられなかったものが食べられるようになったって
ものによるだろうけどね。
俺は幼少期に有った卵、牛乳アレがほぼなくなった。
代わりにホコリ(ダニ)・花粉アレルギーが悪化してるが…