883 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2009/04/12(日) 11:02:24 ID:q6BDL8F00
まだバブルの余韻が残ってた頃、新人だった俺がちょっとした失敗をして凹んでいたら先輩が飲みに連れて行ってくれた新しくオープンした焼き鳥屋に入り、先輩がガンガン勝手に頼む焼き鳥を食い、先輩のハイテンションな馬鹿話を聞きながらしこたま飲まされた
俺のミスや仕事の話は一切しなかった
帰る時になって先輩が持ち合わせがない事に気づいた
俺が「じゃあ俺が出します」と言うと、いつもはヘラヘラしている先輩(仕事は滅茶苦茶できる)が急に真剣な顔で
「バカ野郎、何言ってんだ、ちょっと待ってろ」と言うと慌てて店を出て行った
20分くらいして近所の飲み屋にいた先輩の同期の人から金を借りて戻ってきて会計を済ませた
店を出る時に先輩が何気なくポツリと言った事は今でも守っている
「お前も目下の人間にはちゃんと威張り賃を払えよ」
その先輩は今は独立して50人ほどいる会社を経営している
相変わらずヘラヘラしているが、50を過ぎた今でも独身で相変わらず異常にモテる
コメント一覧
いっぱいいっぱいで必死に着いて来ただけなのに、
気がついたら後輩どころか「部下」がいるような立場だった。
そういえば「威張り賃」払ってないなぁ。
俺酒弱いんだよなぁ。
俺もこういう先輩になりたいなぁ。
(`・ω・´)みせい
ひと月に一度くるヤマの時期は人それぞれだった。
ヤマの時期はお昼取る時間も惜しくて、抜くこともしばしば。
その中で、ヤマの時期に必ず
『外へお昼食べに行こう』と誘う先輩がいた。
その時は必ず私の分も払ってくれた。
そしてその日は
『大事な時間さいてお昼連れ出しちゃったから、手伝っていくよ』
と、一緒に遅くまで手伝ってくれた。
これ読んだらその先輩に会いたくなったよ。
優しい先輩だった。
もうこの世にはいないけど。
米欄なのに、長文ごめん。
会計を自分がしようとしたら、
向こうも奢るつもりだったらしくしばらく伝票の取り合いをした後にこう言われた。
「俺は昔、上司におごられた時
『上司が奢ると言ったら遠慮するな。
その代わりお前に部下が出来たそのときは、
今日の分をお前は部下に奢れ。』
と言われた。だから、今日は素直に奢られろ。」
上司、部下というなら、職位的に自分と彼はかなり逆な気がしたが、
指摘するのも野暮なので、年上、年下に脳内変換をして、素直に奢られる事にした。
あれから10年、今でも部下と呑みに行く時は、
できる限り奢って、遠慮されたら
彼と同じ事を言うようにしている。
俺も先輩におんなじようなこと言われた。
「俺も先輩にけっこう奢ってもらったから、そのお返しだよ。
お前も部下が出来たときに、俺へのお返しと思って奢ってやればいいの。」
とかなんとか。今はそうしてる。
泣けるを10個入れたい気分です
絶大なる信頼を得られるしたっぱを目指せば良い。
学歴もなく人が良く、上司にこきつかわれてやけ酒飲んでた父を、実は今でも尊敬してる。
もう会えないけど…
俺もこんな風になれるのかな