270 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/08/08(水) 00:56:43 ID:kk66GRZo0
じいさんから聞いた話
俺のじいさんは戦争中爆撃機で司令官を運ぶパイロットだった。
もちろん護衛に戦闘機を引き連れてだけど。
戦争で戦友が次々死んでいく中で、じいさんの一番親しい友達も死んでしまった。
戦局が悪化して護衛の戦闘機が乏しくなった中、護衛が1機という悲惨な状態に。
突然米軍の戦闘機2機に襲われた事があった。
その時死んだ筈の友達の声で「オイ!!」と聞こえて咄嗟に旋回してギリギリ銃撃をかわしたらしい。
米軍の1機は護衛機が追い払ったが、もう1機は、どこからきたのかわからない友軍機が火を吹きながら追いかけて、米軍機は勝手にジャングルへ墜落した。
その後友軍機はじいさんと護衛機と並行して飛んでたんだが…
機体のナンバーが死んだ友達のものだった。
全てを察してじいさんが敬礼をすると友軍機は火を吹きながら上昇して雲の中へ消えたそう…。
じいさんは今でもその友達の墓参りに行ってる。