1 だだだ ◆14b1sbpGfw :2006/08/24(木) 02:26:44 ID:UckbFeOS0
俺が小学4年の時、俺の隣に座っていた女の子のランドセルに
刃物で切ったような傷がつけられる事件があった。
ちょうどお昼休みに俺は教室で寝ていて、お昼休みが終わると
ランドセルに傷がついていることに気づいた女の子が大泣きした。
それに気づいた担任の先生は学級会議を開き、
「絶対、このクラスの誰かが傷をつけたに違いない!名乗りでるまで授業は始めません」
と言いました。
当然、誰も名乗りでなかった。沈黙が続いた。
先生は、真面目なおばさんで、一人一人にお昼休み何をしていたかを発言させていった。
校庭で遊んでましたって発言がほとんどで教室にいたのは、俺を含めて3人しかいなかった。
俺以外の2人は女の子だった。
しかも、傷を付けられた女の子の席は俺の隣。俺が疑われる状況となった。
俺は言った。
「お昼休みは寝てたから何も見てないし、何も知りません」
先生は言った。
「でも、傷がついたのはお昼休みなのよ。あなたが傷つけてないなら何か見たでしょ!」
俺は言った。
「本当に何も見てません・・・」
ずーとこの押し問答が続いた。
2 だだだ ◆14b1sbpGfw :2006/08/24(木) 02:27:33 ID:UckbFeOS0
そして、最後に決定的なことを先生は言った。
「正直なことを言いましょう。私はあなたが傷をつけたと確信しています。
早めに正直に謝れば許すつもりでしたが、そうはいかないようです。
日本は民主主義の国です。通常なら裁判所で決めますが、今日はこのクラスが
裁判所です。みんなに多数決をとります。」
そう言って、犯人は俺か俺でないの二者択一を全員に多数決をとった。
結果は、約6割が俺が犯人であることに賛成し、可決された。
俺は、判決後に言った。
「本当に俺ではないのに・・・こんな裁判なんかいやじゃーーー」
俺は、泣いていた。
その後、俺は反省文を書かされた。その反省文は先生に何度も添削された。
始めは、「僕じゃないけど、疑われるような行動をとったことを反省します・・・」
みたいな文章だったのに 添削を繰り返すうちに最終的には、
「僕が傷つけました。しかも平気で嘘をつき、ごまかそうとしました。 その結果、
学級裁判で真実が明らかになり僕は心の底から反省しています・・・」
みたいな文章になった。
しかも、全員の前でその反省文を読み上げることになった。
それ以来、裁判とか冤罪とかいう単語を効くたびに、恐怖を感じる体質になっている。
10 だだだ ◆14b1sbpGfw :2006/08/24(木) 02:51:31 ID:UckbFeOS0
追記
反省文はクラス全員の前で読みあげたあと、先生はその反省文の内容に
よほど自信があったのか、となりのクラスまで行ってそこでも読み上げるように
命令しました。僕は、その頃はもう先生の前では無気力なYESマンと化してました
のでただ淡々と命令に従いました。
その後は、特に問題なくいじめとかもなく元の学校生活を送ることができましたが
先生の前では、常に無気力なYESマンであり続けました。