778 :本当にあった怖い名無し :2010/11/25(木) 14:53:56 ID:fl5EHay4O
どっかで見たことがあるんだが、同じ様なことがあったのでうちの地元は自転車泥棒が多い
三年前、買ったばかりの妹の自転車もやられた。が、この間置いていた駅とは別の駅前で見つかったと、警察から電話がきた
妹は「昔の話、自転車を買っちゃったじゃん」とぶつくさ言いながら、父と取りに行った
しばらくして、先に車で帰ってきた父にお帰り、妹は?と、声をかけると、妹は自転車こいで帰ってくると言う
「間違いなく妹の自転車らしかったよ」
「そりゃ防犯登録してたし」
「んや、それじゃなくて」
聞けば自転車が、妹が無くした日とまんま同じ状態で帰ってきた様で
自転車についた防犯シール、反射シール、かかれた名前、かごに入れたままだった、折りたたみ傘までそのまま帰ってきたらしい
「それに三年も乗ってたら、傷つくだろ。新品同様、きれいなんだよな」
と父は首をひねる。
父はオカルト知識はなくても、動くものは自分で直せる人だ。
多分、その通りなんだろう
詳しく聞いてみたかったが、三こ先の駅から自転車のって帰ってきた妹は、ふらふらですぐ寝てしまった
家の窓から見た妹の自転車は、多分妹のだったと思う。
当時、新品が買えなかった私はなるべく見ないようにしてたのでよく覚えていない
しかし、無くした折りたたみは元は私のだった
玄関に置かれた折りたたみ傘に、かすれた私の名前の上から妹の名前が書いてある
持ったとき、何故が粉っぽい感じがして、傘を開こうとすると、柄がぼろぼろにさびていて開かなかった
コメント一覧
オカルトの知識のある人がみたらオカルトな出来事に見えてしまう、
っていう典型的な例だなこれは
だから人が四人も含まれていたり、その人々の足が地面に着いていなかったりするのです
一般人にとって「かさ」とは竹で編んだ粗末な物であったので「笠」と表記されていました
それが日本では混同されて「傘」と書かれるようになったのです
という説を今考えてみたんだけど説得力ある?
クソォ、信じちゃったじゃないか。
でも説得力あるな
象形文字。漢代の「通俗文」の「御覧七〇二引」に「帛(ヌノ)を張りて雨を避くるを繖蓋(サンガイ)といふ」とある。
繖は「糸+音符(散)」の会意兼形声文字で、これが古い字。
俗字の傘(サン)は、かさの形を描いたもの。
サンという音は、山(△型をしたやま、水がわかれ落ちる分水嶺)散(ばらばらにわかれちる)と同系で、傘は、雨水が△型のかさによってわかれちることに着目した命名である。
とあります。
つまり、人ではなく、水が流れる形の象形と言う事なのでしょう。
後は俺がサドルになるだけだな。
サドルマン乙
うちの地元は昔から自転車泥棒が多い。私の妹は三年前、買ったばかりの妹の自転車を盗られてしまった。ところがこの間、置いていた駅とは全く別の駅前で見つかったと、警察から電話がきた。
妹はもう新しい自転車を買ってもらっていた。「なんで今頃見つかるの?」とぶつくさ言いながら、父の車に乗って引き取りに行った。
その後しばらくして、父だけ先に車で帰ってきた。「お帰り、妹は?」と、声をかけると、妹は見つかった自転車を漕いで帰ってくると言う
「間違いなくあいつの自転車だったよ」
「そりゃ防犯登録してたし」
「んや、それじゃなくて」
聞けば自転車が、妹が無くした日とまんま同じ状態で帰ってきたそうだ。
自転車につけた防犯シール、反射シール、かかれた名前、かごに入れたままだった、折りたたみ傘までそのまま帰ってきたらしい
「それにもし盗んだやつが三年も乗ってたら、傷つくだろ。新品同様、きれいなんだよな」
と父は首をひねる。
父はオカルト知識はない。しかし、「動くものは何でも自分で直せる」ような人だ。
多分、父の言う通りなんだろう。
「ただいま」
妹が返ってきた。詳しく話を聞いてみたかったが、妹は、「もうふらふら」と言うなり、ベッドにもぐると寝てしまった。まだ日は高いのに。3駅先の警察署から自転車で走って来たら疲れるかもしれないが、普段の元気な妹からすると異常な行動だ。
家の窓から見える妹の自転車は、私も見覚えがあるような気がするが、よくわからない。
三年前、私は母の中古の自転車を漕いで学校に通っていた。でも妹は中学進学のお祝いに新品の自転車を買ってもらったのだ。私はピカピカの自転車がうらやましくて悔しくて、でもその気持ちを押さえつけるために、妹の自転車をなるべく見ないようにしていた。だから妹の自転車をよく覚えていないのだ。
しかし、自転車と一緒にあったという折りたたみ傘はまさしく私のだった
玄関に置かれた折りたたみ傘の名札には、かすれた私の名前の上から妹の名前が書いてある。私はその傘を気に入っていたので、妹の物になった時、取られたような気がしたのを思い出した。
持ってみた。何故か粉っぽい感じがする。傘を開こうと留め金をほどき伸ばそうとした。しかし、柄がぼろぼろにさびていて開かなかった。